STU48 念願叶う！初の日本武道館コンサート開催

瀬戸内7県を拠点に活動をするSTU48による初の武道館単独コンサート『新春STU48コンサート2021』。CMNOW WEBでは、ライブ直前のメンバー4人（石田千穂、今村美月、瀧野由美子、福田朱里）から率直な思いを聞いていたのです。このコメントを読んだ後、あらためてライブレポート記事を読んでもらえると、違った側面から見ることができるかもしれません。

-開演まであと一時間ほど。今の率直な心境は？
石田千穂　ついさっきリハーサルをしてきて、会場やステージを見てきたんですけど、まだ、実感が湧かなくって…。今は、いつもの船上公演の準備をしてる感覚で、ホワホワしてます。

-あまり緊張はしていない？
石田千穂　あまりしていないです。でも、その分、始まる直前や始まってからは、もうバックンバックンだと思います。

-瀧野さんはいかがですか？
瀧野由美子　私は、リハーサルでステージに立った時に「すごい。こんな大きなところでファンの方たちと一年ぶりに会えるんだ」って、そこで私は武道館の実感が出て、リハーサルなのに…リハーサルをしながらめっちゃ泣きそうで、すっごい自分で勝手に感動しちゃいました。リハーサルで涙が出そうだったから、ファンの方が入ったら、感極まっちゃうんだろうなぁと思います。

-そのあたりも注目ですね！
瀧野由美子　どのあたりで泣くか、注目です。

-ではキャプテン、今村美月さん。
私は、あの、なんか…色んな確認をするときに客席に行った瞬間に泣いて、もう泣いちゃって…。久しぶりにこういう大きいところでコンサートができるというのもそうですし、課外活動ユニットの活動が多かったから、メンバーみんなで揃って何かをする機会が久しぶりっていうのもあったり。そんな色んな幸せ、感情がきて、涙が出てしまった…。でも、それで緊張もほぐれて、みんながいるから、今は安心して、すごく楽しみにな気持ちしかないです。

-福田朱里さん、お願いします。
福田朱里　私は、裏導線を確認する時にステージを客席側から見て「ハッ！これよく他のアーティストさんのDVDで見るやつやー！」ってなって。ついにこの憧れの舞台にSTU48で来ることができたんだなというのが、すごく嬉しくて、ファンの方がここまで押し上げてくれたんだなという思いがあります。やっぱり、早くファンの人に、このすごいステージで踊ってるSTU48を見て欲しいっていう気持ちが、一番にあります。

-さて、最後にコンサートへの決意を一言でお願い致します。
今村美月　私は「熱」。やっぱりお客さんも声を出すことができない状況の中で、自分が客席にいたら、やっぱり出したくなっちゃうと思うので、それを抑えられるくらいの魅力、胸にくるもの、「熱」をそこまで自分たちが届けられるように、すごく熱くさせられるようにパフォーマンスできたらいいなと思います。

全員　拍手

-続いて福田さん。
福田朱里　私は「心」。今日は、コロナ禍の開催で、ギリギリでの開催だったんですけど、来てくれた方も勇気がいったと思うし、チケットを取ってたけど、来ることができない方もいると思っています。でも、そういう方も自宅での画面の前で「心」を届けてくれると思うので、世界中のすべての人の気持ちをここに集めて、そういうパフォーマンスにしたいなという思いで「心」にしました。

-石田さんはいかがですか？
石田千穂　「大きい」です。大きい会場で、すごく楽しみだし、見てくださってる皆さんの中で、STU48の存在が、この武道館を通して大きくなったらいいなと思っています。

-最後に瀧野さん、お願い致します！
瀧野由美子　私は「夢」です。今回「夢力」という曲も歌うんですけど、その他に一人一人の個人の夢、グループの夢を書いていたりするんですけど、やっぱり、武道館に立つっていうのも自分たちの夢の一つだったので、今回、このような形ではありますが、叶ってすごく嬉しいです。これが最終目標ではなく、これから皆さんと一緒に色んな「夢」を叶えていけたらいいな、そのきっかけになるような日にしたいです。

…そしてついに日本武道館コンサートが開幕…！

ライブ開幕は2021年新春スタートダッシュにぴったりの曲『出航』から始まり『STU48瀬戸内ver』姉妹グループAKB48の「チームB推し」をアレンジした『チームSTU推し』、『思い出せる恋をしよう』など瀬戸内をイメージした楽曲を4曲元気よく歌い上げる。

キャプテン今村美月から「『新春STU48コンサート2021』始まりました！こんな大きな会場、日本武道館で私たちSTU48が単独でコンサートできるなんて夢のようです。」と、日本武道館でのコンサート開催を心待ちしていたファンへのコメントに続き、歌唱ブロックへ。
『だらしない愛し方』『サングラスと打ち明け話』『その汗は嘘をつかない』『重力シンパシー』と課外活動ユニットによる楽曲を9曲続けて披露し、それぞれのユニットらしさを存分にアピールしていく。MC前の曲『離れていても』は岡田奈々、谷口茉妃菜、峯吉愛梨沙、矢野帆夏のソロからスタート。歌唱後には岡田奈々が「新型コロナウイルスの影響ですっかり変わってしまった私たちの生活ですが、その中でも強く生きようという願いが込められた、とても大切な歌です。」と、コメントした。

薮下楓から「コロナ禍の中、皆様に会う機会も減り淋しい期間もありました。まだまだ大変な世の中ですが、こうして今日ファンの皆様にお会いできたことがとても嬉しいです。ここからは撮影タイムになります！まずは映像をご覧ください。」の合図で、2月17日（水）に発売される6thシングル表題曲『独り言で語るくらいなら』の選抜メンバーが発表、楽曲パフォーマンスが初披露された。

初の16人選抜に選ばれた2期研究生の高雄さやかと原田清花。「今日この選抜に選ばれたという報告がファンの皆様への恩返しになれたのかなと思っています。（高雄さやか）」、「先輩方に少しでも追いつけるように頑張っていきます。（原田清花）」と、緊張した様子でコメント。
そして、6thシングルでセンターとなる石田千穂は「STU48を好きになってもらえる入口になれるようにこれからも頑張っていきます」と意気込みを語った。

瀧野由美子からの「残念ですが次が最後の曲となります。STU48が誕生したのは今から4年前。当時は私達だけで日本武道館のステージに立てるなんて思ってもいませんでした。これも全て、私たちの事をずっと応援して下さる皆さんのおかげです。これからも私たちは瀬戸内の魅力を全国に伝えていきたいと思います。」というコメントと共に、本編ラストはSTU48初のオリジナル曲とても大切な曲『瀬戸内の声』で幕を閉じる。

アンコールからはSEPTバンドによる生バンド演奏で『原点』から始まり、コロナ渦で行われていなかった岡田奈々の生誕祭が行われた。キャプテン今村美月は「時には優しくも𠮟ってくれる奈々さん。偉大な奈々さんからキャプテンのバトンを受け継いで不安の中にいた時に奈々さんから頂いた『そのまま、ありのままの自分でいいんだよ』という言葉に救われました。奈々さんの大きな背中を見ながら追いつけ追い越せの精神で頑張ります。」と熱い手紙を読み上げ、涙をこぼすシーンも。

岡田奈々は「新体制になってから大変なことも一杯あったと思うけどアイドル活動に真剣に向き合う姿勢、パフォーマンスに対する熱量、愛情がすごくて、これからもサポートしていきますのでどうぞよろしくお願いします。」とグループへの想いを話した。

そして映像内では、2021年3月13日（土）広島サンプラザホールにて4周年コンサートが開催されることがサプライズ発表されメンバーからは喜びの声があがった。その後、『ペダルと車輪と来た道と』ではメンバー全員の夢を書いたメッセージがLEDに映し出されていくという演出があり、続けて『夢力』を披露。最後のMCではコロナ禍の中でのファンへの感謝の言葉が伝えられ、石田千穂の「サイコー」の掛け声から『奇跡という名のストーリー』を歌唱し、今村美月の「今年はSTU48の年と言っていただけるよう、精一杯頑張りますので応援よろしくお願いいたします。」という締めのコメントと共にSTU48初の日本武道館コンサートが終了した。