11日、ソフトバンクの新TVCMが公開された。田中 圭さんが、サンタクロースに扮した恋人・桜井ユキさんとお忍びでデートするという内容。田中さんの人懐っこい笑顔に「癒される」という視聴者の声も多いが、ここでは桜井さんの何とも言えぬ色気を、皆さんと共有してみたい。

筆者は、桜井さんがサンタ役ということ知らず、何の前知識もなくCMを見始めた。田中さんと、見るからにおじさんのサンタクロースが待ち合わせて手を繋ぐシーンに、「あー、これは『おっ○んずラブ』の圭さんだなー」と何の気なしに観ていたのだが、サンタクロースが正体を明かすシーンで、筆者の世界はストップしてしまった。

「ちょっと待って…」

サンタだと思って観ていたところに、暴力的な美しさを漂わせた桜井さんがいきなり登場。筆者の胸も、突然高鳴った。そして「もう気にしなくていいよ」と田中さんに見せた笑顔。それは恋人にだけしか見せない親密な笑顔そのもので、釘付けにならない理由は一切なかった。

ここで言いたい。筆者の心を奪ってしまった最たるものが、優しい冬の夜を感じさせる、桜井さんの穏やかな色気だ、と。これがもうスゴいのなんの！目元、口元から漂う色っぽさはもちろん、「気にしなくていいよ」というセリフの「よ」にまで宿る絶妙な色気。桜井さんの持ちうるあらゆる色気が混ざり合って、私の心に襲いかかってくる。全方向へ発せられた大衆的な色気ではなく、親密な恋人だけに向けた「あなた限定の色気」だから、より一層溺れてしまうのだ！呼吸ができない！溺れる！

もう一つ言うと、ドラマ「絶対正義」や「モンテ・クリスト伯」、「東京独身男子」など、どちらかというとカッコ良い桜井さんの印象が強かったことから、今回のかわいらしさに色気が宿るような演技が、余計に胸を打った。

「こんなユキさんも、いたんだ」

田中さんも、CMインタビューで「ユキちゃんのセリフがめちゃくちゃ色っぽくて、お芝居した瞬間、急にドキッとしました」と言っている。全力で同感。それに対して桜井さんが、田中さんへの印象を「今回初めてお会いしてみて、やっぱりはかないなと思いました」と返す。え？男性への印象を「はかない」と表現するなんて…。そのセンスがもう艶やかでしかない。あっぱれ。

桜井さんは現在、「G線上のあなたと私」に出演中。そして映画『マチネの終わりに』が公開中だが、今回のソフトバンクCMのような、王道のヒロインチックでかわいらしい桜井さんも観てみたいところ。ドラマプロデューサー様、お願いします。（編集部K）