【編集部的LIVEREPO 1022】AKB48、3日間にわたるコンサートが閉幕。 ラストには第19期生オーディションの開催をサプライズ発表!@日本武道館

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10月22日(日) 、東京・九段下の日本武道館にて『MXまつり AKB48 62ndシングル「アイドルなんかじゃなかったら」発売記念コンサート』3公演のラストを飾るコンサート『アイドルになってよかった』が開催された。長くグループを支えた柏木由紀の卒業発表など、多くの話題で盛り上がった3日間… ラストには第19期生オーディションの開催が発表された。

ⒸAKB48

新体制がついに始動! 次世代を担う
若手メンバーが輝いたコンサート最終日

4月に開催されたコンサートで、チーム制の休止と正規メンバー・研究生による新体制への移行を発表したAKB48。満を持しての新体制で臨んだ3日目は、2018年以降の楽曲でセットリストを構成し、今だからこそ見られるメンバー編成や、17期・18期研究生をはじめとした若手メンバーの躍動など、まさに”新生AKB48”を印象付けた公演となった。

コンサートの表題となったのは、9月27日(水)にリリースされた、AKB48 62ndシングル「アイドルなんかじゃなかったら」。3日目の幕開けは、この最新曲のフルサイズ披露からスタートした。メンバーたちは、この日のために用意された新衣装に身を包んで登場! 勢いそのままに60thシングル「久しぶりのリップグロス」などアップテンポなナンバーで会場のボルテージを高めていく。AKB48メンバー全員が新衣装をまとってコンサートのステージに立つのは、2017年の渡辺麻友卒業コンサート以来約6年ぶり! 新たな歴史の幕開けを印象づける華々しいオープニングとなった。

ⒸAKB48
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中盤では、今だからこその新しいチーム分けでパフォーマンスを披露。まずは誕生月ごと…3月〜5月生まれのメンバーによる“Team 春”は新学期をイメージさせる楽曲「新しいチャイム」を、6月〜8月生まれの“Team 夏”は「ひと夏の出来事」を、9月〜11月生まれの“Team 秋”は「ある日 ふいに…」をキュートに、12月〜2月生まれの“Team 冬”は「西高東低」を披露するなど、今までにない組み合わせで楽曲の季節感を表現した。

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続いては、メンバーごとの特技で組み分けされたチームによるパフォーマンス。ダンスが得意な本田仁美や村山彩希をはじめとした“Team 運動”、絵が得意な岡部 麟ら“Team 芸術家庭科”、アニオタ大盛真歩ら“Team オタク”、2018年に実施した『AKB48グループ センター試験』で成績上位者となった向井地や柏木由紀ら“Team 勉強”が次々と個性を輝かせた。

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スクリーンにAKB48メンバーの主演映画『ガールズドライブ』(11月10日公開予定)の予告映像が流れると、映画出演メンバーの小栗有以・倉野尾成美・山内瑞葵・山﨑 空・久保姫菜乃がステージに登場し、映画の主題歌「全力反抗期」をファンの前で初披露。剥き出しの感情をぶつけるようなパフォーマンスでファンを熱狂させた。研究生メンバーは、17期研究生 佐藤綺星がセンターを務める「アイドルなんかじゃなかったら」収録の研究生楽曲「Do the dance!」をファンの前で初披露した。

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ここからステージは「ユニット決めくじ引き」と題するコーナーへ。披露する7曲、それぞれにユニットを組むメンバーと楽曲センターをくじで決めたことが明らかとなり、18期研究生の秋山由奈、17期研究生の平田侑希、17期研究生の橋本恵理子と、センターの座を射止めた強運の研究生たちが会場の視線を釘付けに! そしてこのコーナーのトリを飾ったのは、なんとくじ引き1人目で見事“ソロ”を引き当てた18期研究生の八木愛月。バックダンサー2人を携えてステージに現れると、今年5月にお披露目したばかりの研究生とは思えない圧巻のダンスと真っ直ぐな眼差しで「国境のない時代」を披露し、ファンの心を震わせた。

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初めてのソロでのステージを終えて緊張から解き放たれた八木の目には思わず安堵の涙が。「1人でこんなに大きな場所で披露できるなんて思ってなかったし、正直くじを引いた時には“楽しみだな”とか軽い気持ちで思ってたんですけど、練習をする度に先輩方にも“頑張れ”と言ってもらえて実感するようになって…」と言葉を詰まらせながらも「今までのリハーサルより一番楽しくできたし、大きく踊れたと思います!」と想いを語った。

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コンサートも終盤に差し掛かり、ここからはメンバー総出で本田仁美がセンターを務めた61stシングル「どうしても君が好きだ」、山内瑞葵がセンターを務めた57thシングル「失恋、ありがとう」など5曲をたたみかけラストスパート! 最後は「大騒ぎ天国」でお祭り騒ぎのような盛り上がりのうちに本編を終えた。

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アンコールではAKB48の次世代を担う22歳以下のメンバー19名で「猫アレルギー」を披露し、世代交代を歌った曲「Generation Change」でも気迫のこもったパフォーマンスで新生AKB48の結束力を示した。

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エンディングでは、佐藤綺星が「私たち17期研究生は武道館に立たせていただくのが2回目で、前回ここで18期研究生が加入するというのが決まったとき、私たちは自分たちの未熟さにすごく打ちのめされて泣いてしまったんですけど、今はそんなことを思っている人は誰もいないと思います。18期研究生のみんなと力を合わせて、先輩方を支えられる存在になれるように頑張ります!」と堂々とコメントし、1年前から成長した姿を見せた。

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小栗有以は3日間を振り返り、「AKB48は18年間続いているということで、ずっと続いているグループに在籍させていただくと、恵まれてたり嬉しいこともたくさんあれば、卒業だったり不安になることもたくさんありますが、いろんな状況になっても何度も立ち上がってきた粘り強いグループがAKB48だと思います。これからもいろんな壁が立ち塞がることもあると思うんですけど、今のAKB48ならきっとこれからもAKB48を守り継いでいけると思います。みなさんに応援したいって思ってもらえるようなグループでありたいですし、コンサートタイトルにあるように“アイドルになってよかった”とメンバー1人1人が思って卒業できるようなグループにしたいです! これからのAKB48を楽しみにしていてください!」と力強い言葉に決意を込めた。

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するとここで、スクリーンに“お知らせ”の文字が! 「AKB48 第19期生オーディション」の開催がサプライズ発表されると、小栗は「これからAKB48を盛り上げたい!という強い気持ちがある方、お待ちしてます!」と笑顔で呼びかけた。最後は全員で「サステナブル」を披露し、武道館コンサートは大フィナーレを迎えた。

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柏木由紀の卒業発表、秋元 康氏プロデュースによる新公演実施の発表、新体制の始動、そして第19期生オーディションの開催発表と、AKB48の18年の歴史と未来を繋ぐ転換点として大きな意味をもった3日間。すべてを出し切ったメンバーは充実感に満ち溢れた表情でステージを後にし、柏木由紀は「ゆいゆい、これからのAKB48を任せたよ」と未来を託すように小栗有以の肩を抱き、そして2人で「みんな大好き〜!」と愛を叫びながら、コンサートは温かい拍手に包まれて幕を閉じた。

【SETLIST】
   Overture
1 アイドルなんかじゃなかったら
2 最強ツインテール
3 ラベンダーフィールド
4 好きだ 好きだ 好きだ
5 久しぶりのリップグロス
6 新しいチャイム
7 ひと夏の出来事
8 ある日 ふいに…
9 西高東低
10 元カレです
11 青春 ダ・カーポ
12 ヤラカソウ
13 君は僕の風
14 全力反抗期
15 Do the dance!
16 ごめんね、好きになっちゃって…
17 やさしさに甘えられない
18 サヨナラじゃない
19 流れ星に何を願えばいいのだろう
20 ジワるDAYS
21 初恋ドア
22 ウィンクの銃弾
23 屋上から叫ぶ
24 キスキャンペーン
25 祈りはどんな未来もしあわせに変える
26 国境のない時代
27 どうしても君が好きだ
28 失恋、ありがとう
29 必然性
30 センチメンタルトレイン
31 恋人いない選手権
32 大騒ぎ天国

~アンコール~
EN1 猫アレルギー
EN2 靴紐の結び方
EN3 Generation Change
EN4 サステナブル

【AKB48 第19期生オーディション】
AKB48オフィシャルサイト内「AKB48 第19期生オーディション」特設サイトにて募集を開始。応募期間は2023年10月22日(日)20時〜2023年11月19日(日)23時59分までとなる。
■特設サイト https://www.akb48.co.jp/lp/audition19th/
■ハッシュタグ  #AKBオーディション #AKB19期生

取材協力=千葉由知(ribelo visualworks)

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