HKT48の森保まどかの「確かな10年」とラストフォトブック

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ラストフォトブックを発売するHKT48の森保まどかさんに突撃インタビュー。フォトブック、そしてアイドルとしての10年など、たくさんお話を聞いてきました!

長くもなく、短くもなく。
「確かに10年」、しっかりと続けていたアイドル人生


-まずは今回、フォトブックを作ることになったきっかけを教えてください。
はい。(HKT48の)卒業が決まって、それが明確になったのが2021年1月ぐらい。その1か月後に「もしかしたら、フォトブックの撮影が決まるかも」という話を聞きました。すごく嬉しくてびっくりしたんですけど、まだ「あるかもしれない」だったので、「嬉しいお仕事が決まりそう!だけど、どうなるかな?ドキドキ、実現したらいいな!」という思いをSNSにも書いていました。そこから決まって、卒業発表の翌々日に撮影が始まりました(笑)。

-卒業発表、フォトブックの撮影と続いたわけですが、「準備」という面ではどうでした?
気持ちの面では、思ったよりも卒業発表に緊張しなかったんです。割と落ち着いた状態で発表もできましたし、そのまま撮影にも臨むことができたかなと思います。

-「もうちょっと緊張するかも」と思っていました?
歴代の卒業生の子達とも結構仲が良くて、事前の心境を聞いていたんです。「こういう気持ちだよ」「人生で一番緊張した!」という話も聞いていたので、覚悟はしていたんですけど。

-その理由は、ご自身の中では分かりましたか?
はい。結構前から卒業は頭にあって、相談もしてきていたので、だから言い方はおかしいかもしれないけど、やっと皆さんに報告ができる…というか。自分の中でスッキリしたという気持ちの方が大きくて、たぶんその事が(緊張しなかった)理由じゃないかなと思います。

-HKT48での10年間の活動を振り返って、いかがでしょうか?
10年も続けると思っていなかったので、まずは、こんなに長く続けられた事にびっくり。振り返ると長くも短くもなく、確かに10年だったなという気持ちです。長いようで短かった、あっという間だった…とも思わないし、すごく充実していたけど、長く感じる時間だったな、という風にも思わないから、確かに10年、しっかりと続けていたなという感覚です。

-「確かに10年」、沁みる一言です。5月に卒業公演が予定されています。改めて、今の心境も教えてください。
フォトブック、そして次のシングルにソロ曲が収録されることになっていて、卒業コンサートもさせていただけるということで、本当にすごく手厚いお見送りを受けているので、ありがたい気持ちでいっぱい。今は本当に「こんなにいいのかな?」と思っています。

思い出すと濃厚で、楽しくて、嬉しくて、
さまざまな思いが溢れる、人生を振り返っているような一冊

-ありがとうございます。さて、フォトブックのお話をお伺い出来ればと思います。撮影はいかがでしたか?
こうやってたっぷりと撮影する事が最後かもしれないなーと思いながら撮っていったので、3日間はすごく濃かったです。忘れられない数日間になりました。

-今回はHKT48のお膝元、福岡での撮影と聞いています。一番印象に残っている場所はどこでした?
一番印象に残っているのは、糸島の海です。お天気がちょっと崩れる予報だったんですけども、撮影の瞬間はそれを覆して、すごく綺麗だったな。少し寒かったので「もっと寒そうな顔に写っているかな?」と心配だったんですけど、出来上がったものを見ると、全然そんなことなくて、カメラマンさんすごいと思って(笑)。

-実際に撮影したタイミングと、こうやって形になっているフォトブックを見て、「思った通りだな」と思った部分、逆に「あっ、これって意外とこんな風に撮れていたんだ」と思う部分はありますか?
私服姿、部屋着姿も素に近いテイストだったので、普段通りの私が写っていると思いました。衣装合わせの時から「あっ、私服みたい」と思いましたし、完成したフォトブックを見ても、「確かに家でもこんな感じだな」と、不思議な感覚になりました。私、ボディスーツが好きで、私服で2着ぐらい持っているんですけど、(フォトブックを見ながら)こういう着こなしはしたことなかったので、撮影ならではだな、と思いました。

-ズバリ一番気に入っているカットは?
能古島でクシャってしている顔。よくやっちゃうんですよ。で、指でハートを作ってる。

-クシャっと顔を選ばれるっていうのは意外でした!
この洋服もお気に入りで、とっても可愛らしいワンピース。ヘアメイクも斜め分けして、前髪を作ることはあまりないのですが、「おでこが好き」って言ってくださるファンの方が結構多くて…(照)。最初の頃、ずっとワンレンでロングだったイメージが強いみたいで。だから喜んでくれるんじゃないかなと思います。

-分かります!おでこには確かな需要があるんです。
(その需要に)お応えできるかな、と。

-他に、これを見てほしいなというカットありますか?
ランジェリーですかね。今までおそらくHKT48のメンバーでやっているメンバーがいないので、結構期待されるんですけど…(笑)。可愛いめの感じになっています。

-フォトブックのタイトルは「スコア」。タイトルを付けた理由について、お伺いしてもいいですか?
秋元先生からいくつか候補をいただいて、どれもすごく素敵でした。私が第一希望であげた「スコア」に決定していただいたんですけど、私の決め手としてはすごく言いやすいんです。「HKT48   森保まどか ラストフォトブック スコア」という響きがまとまっているし、もちろん意味合い的にも、この10年間のすべてを詰め込んでいる内容だと思います。スコアには楽譜、総譜という意味があるんですけど、まさに「私にとってのスコアだな」と思います。

-帯文も素敵です!
「いつも音楽が聴こえて来るような気がする。」という言葉はすごく嬉しいし、この上ない誉め言葉だなって言う風に思いました。私自身も音楽をやりますし、歌ったり、踊ったり、ピアノを弾いたり、すごく馴染みがあるものですし、本当に好きなんです。音楽は、常にいつも身近にあるものだから、それを自分から感じ取れるっていう風に表現してくださったのはすごく嬉しかったです。

-ありがとうございます。アイドルとして10年、そしてこれからの10年間について目標を教えてください。
これからの10年間…。今まではHKT48に所属していて、「HKT48の」という枕詞がついていたんです。卒業して、ただの一個人になるので、良くも悪くも、自由で嬉しいですし、でもちょっと孤独で心配な面もあります。これからの10年、どうなるか分からないですけれども、10年後は33歳になるので、5~6年くらいは一人で自由に楽しんで、33歳ぐらいまでには結婚したいです(笑)。

-では、最後にもう一度、フォトブックのアピールをお願いします。
撮影期間の三日間は本当に忘れられないくらい濃厚で、楽しくて、嬉しくて、懐かしかったり、寂しい気持ちにもなったり。自分の人生を振り返っているような期間だったので、様々な思いがこもっています。みんながどうしたら喜んでくれるかな?どういう写真が見たいかな?どういう私を見たら楽しい気持ちになってくれるかな?ということを一番念頭に置いて作りました。ぜひ一度お手にとって欲しいです。

PROFILE
森保まどか(もりやす まどか)
1997年7月26日生まれ 長崎県出身 身長165cm A型
2011年7月10日、福岡を拠点とするアイドルグループ、HKT48の第1期オーディションに合格。HKT48チームKIV所属。HKT48選抜メンバーおよびHKT48のビジュアルユニット・Chouのメンバーとして活躍。特技はピアノ演奏で、2020年1月29日に松任谷正隆総合プロデュースによるソロピアノアルバム「私の中の私」をリリースした。2021年5月29日(土)にHKT48を卒業。

【書誌情報】
『HKT48 森保まどかラストフォトブック スコア』
撮影:田中智久
定価:本体2,500円+税
仕様:A4判/128ページ
ISBN:978-4-04-605251-3
発行:株式会社KADOKAWA
発売日:2021年5月26日(水)

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