2024年10月に18歳となったAKB48の徳永羚海と坂川陽香。ともに2019年からAKB48としての活動を開始し、まさに”盟友”とも言える互いの存在。今回はお互いへの想いや、この先の未来への展望などを話してもらった。
-お2人とも10月に18歳になられました。18歳になった感想や変わったことはありますか。
徳永 17歳は「花のセブンティーン」と言われるぐらいの年。私の人生の中でも大切で華々しい年だったので、「17歳じゃなくなるのすごく悲しいな」という気持ちがあったんですけど、いざ18歳になるとそんなに実感はなかったです(笑)。18歳は成人の年なので、大人としての自覚を持って頑張りたいです。今まで両親に甘えていたことが大人になることでできなくなってしまうのかなという寂しい気持ちもありつつ、甘える時はどんどん甘えたいなって思ってます。
坂川 大きく変わったことはないんですけど、17歳から18歳って一気にいろいろな段階を踏むなと感じました。その中でも一番強く思ったのが選挙に行く、ということです。これからどんどん選挙に行こうと思いました。そして、自分のことをちゃんと自分でできる18歳になりたいです。
-出会ってから6年というお2人。12歳の時からメンバーとしてお互いを見る中で、成人になった相手の印象はいかがですか
徳永 お互いいい意味で変わってないと思います。ただ年齢を重ねていっただけで、出会って6年も経った感じがしないし、あっという間だったなと思います。でも、見た目は変わりました。 よく2人で写真を見返したりするんですけど、全くの別人だなって思います。
坂川 メイクもそうですけど、髪型が大きいなと思います。特に前髪がすごく分厚くて海苔みたいな前髪だったんですけど、世間の流行りが変わったのと一緒に私の前髪もシースルーになりました(笑)。私が変わったなと思うことは、加入した当時はグループの最年少だったんです。でもこの年になると年下のメンバーもどんどんグループに入っています。
-自分が「先輩だな」と感じる時はありますか。
徳永 後輩の期間がとても長かったので、今度20期生も加わって後輩の方が多くなる環境がすごく不思議に感じます。
坂川 「陽香さん」と、さん呼びされると、先輩になったんだなと思います。これまでは、わからないところを先輩に聞く立場だったのに「この振りってどうすればいいですか?」と聞かれる立場になった時、「先輩になったな〜」と感じました。私はそこまで先輩扱いしてほしいわけじゃなくて、近い距離でいてほしいので、「呼び捨てで呼んで」と言ったりしますし、率先して喋りかけるようにしています。後輩の子から話しかけるのは難しいと思うので、私たちも後輩時代を経験してたからこそ、その時にしてもらって嬉しかったことをしてあげたいなと思っています。振りなどの基礎的なところはちゃんと教えられる先輩でありつつ、でもプライベートでコミュニケーションを取る時は気軽に話せるような感じになりたいです。
徳永 私は陽香と違って、後輩と接するのがあんまり得意ではなくて…。今まで家族の中でも末っ子で、親戚でもずっと1番年下で育ってきたので、どうやって後輩と接すればいいんだろうと迷いながら過ごしています。でもこれから、この先輩だったらなんでも気軽に話せて、いるだけで安心感を持ってもらえるような頼れる先輩になりたいです。でも、年齢的に年上の後輩が多いので、そこはちょっと難しいなとも思っています。
ー逆に、後輩としてグループの先輩に対する思いを教えてください。
徳永 わからないところはしっかり聞きながらも、甘えられるところは甘えられる距離感を大切にしたいです。本当に先輩方にはよくしてもらっているなと思います。
坂川 自分たちよりも長くアイドル活動をやっているからこそ、リスペクトを忘れずにいたいです。先輩は『頼ってくれたら嬉しい』と言ってくださる方も本当に多いので、そうやって言っていただけてる時は遠慮なく頼らせていただいています。ここまで積み上げて培ってきてくださったことを、先輩たちのためにも大切にしたいです。
徳永 先輩たちがいるからこそ活動ができています。その感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
-これまで一緒に様々な活動をされている中で、今後、お互いの見てみたい姿を教えてください。
坂川 羚海は誰が見てもかわいいですし、昔から見ていてずっと思っているからこそ、モデルや人前に出るお仕事をもっとしてほしいなと思っています。ファッションショーのランウェイモデルなど、そういう場所にどんどん出ていってほしいです。羚海は服のセンスもいいんですよ。かわいいのもかっこいいのもなんでも似合うから、ファッション系の雑誌、コスメ関係のお仕事などもしてほしい! あと、すごくしゃべれて面白い子なんです! バラエティに出たら絶対見つかるんじゃないかな。
徳永 陽香はかわいい曲ももちろん似合うんですけど、UNLAMEは陽香の良さが前面に出ているなと、活動を見てすごく思っていました。活動休止が発表されちゃったけど、かっこいい路線も似合うので、もっと見たいです。あとはワードチョイスが強いのと、地元・福井県での活躍もすごいので、バラエティで絶対輝くと思っています。コミュ力もあるし、話すのも上手でロケが上手だと思っているので、福井だけじゃなくて全国のいろんな場所に行ってもらって、陽香にその土地の良さを伝えてほしいと勝手に思っています!
本日は下北沢で撮影してますが、徳永さんは鳥取県、坂川さんは福井県の出身です。東京の街への感じ方の変化はありますか?
徳永 東京って不思議だなと思いました。前は東京に対してキラキラしててすごく輝いてるってイメージが強かったんです。けど、キラキラした場所だけじゃなくて、下北沢みたいな街はちょっと奥に行ったら自然もすごく豊かで、東京は夢がある街でもあるけど、落ち着いた場所もあって、唯一無二だなって思います。
坂川 まだまだ東京はペーペーなんですけど、最近は街を歩くことがすごく増えました。福井県ではすぐそこのコンビニでも絶対車に乗っていて、歩くことに 拒否反応が出てたんです(笑)。東京は電車の時間も決まっているし、近くに行くには歩いた方が近いこともあるんだなと知ったので、ちょっと運動量が増えた気がします。あと、時間にすごく気を遣うようになりました。田舎ってゆったりしているんですけど、東京は歩く人が速すぎて、どこでもスクランブル交差点みたいだなと思っています。
-最後に、20歳までの2年間で、お二人が挑戦してみたいことや達成したい目標を教えてください。
徳永 64枚目シングル「恋 詰んじゃった」で初めて選抜に入らせていただいて、 今まで見てなかった景色をたくさん見ることができました。すごく刺激も受けたし、自分はまだまだだなと感じました。これからまた連続で選抜に入れるように努力していきたいと思いますし、その中でももっと前の列でパフォーマンスができるように、人気もあげ、いろんな方に愛される人になりたいです。 今は年上のファンの方が多いんですけど、同年代のファンの方だったり、女性にもいいなって思ってもらえるアイドルが理想です。あとは、モデルにも挑戦したいなと思ってるので、いろんなファッション雑誌に載りたいです。そのためには、自分をもっと見つけていきたい。あと、ずっと言ってるんですけどバンジージャンプに挑戦したいです。絶対怖いんですけど、でも飛べたら「かっこよかった」と思ってもらえるかなって。今まで自分にはなかった新たな発見を、これから大人になるにつれて見つけていきたいですし、いろんなことに挑戦していきたいです。
坂川 私は話すことがすごく好きで、今のラジオのお仕事はもちろん、コミュニケーションを活かしたお仕事をたくさんしていきたいです。バラエティやロケ、人目につくメディアに出たいです。今の目標は、今やっているお仕事を次に繋げていって、私のことを知らない人でも目につくような場所で活躍したい。 あと、お芝居もすごく興味があるので、演技のお仕事もしたいなと思います。でも最終的には、AKB48として選抜入りを目指してるので、選抜入りして、「この子、あの番組で見た子だ!」と、そこまでの道のりもみんなに知ってもらえるような、いろんな方面で活躍できるアイドルになりたいです。どんなお仕事でもやらせてくださいという気持ちです。もう滝行でも激辛なんでもやります(笑)。さっき羚海も言っていたけど、自分を見つけたいし、もっとできると信じています。
坂川陽香 Sakagawa Hiyuka
2006年10月7日生まれ、福井県出身。
X:@Hiyuka_1007
Instagram:@hiyuka_sakagawa.1007
徳永羚海 Tokunaga Remi
2006年10月1日生まれ、鳥取県出身。
X:@48_RemiTokunaga
Instagram:@remi_tokunaga1001
企画協力=千葉由知(ribelo visualworks)