AKB48が20周年イヤー突⼊し、新AKB48劇場がリニューアルオープン。12月25日には「アイドル タイムマシン」をコンセプトにした10枚目のアルバム(タイトル未定)として、アイドルカバーアルバムを発売する。今回、アルバムに参加するメンバーから千葉恵里、水島美結、秋山由奈にインタビューを行った。
-AKB劇場のリニューアルオープンを控え、今どんな期待や楽しみがありますか。(※取材当時)
千葉 以前の劇場は、私とみずみん(水島)が2歳ぐらいの時にできたんだけど、由奈ちゃんは?
秋山 私は劇場ができた4日後に生まれました!
千葉 すごい! 新しい劇場は現代っぽい劇場になるのかなと思います。まだ完成を見ていないので詳しくはまだ知らないんですけど、曲中にLEDライトをタッチしたら光るとか、昔と違ったいろんな演出ができるようになるみたいなのでめっちゃ楽しみです。まだ劇場で何にもできていないので、リハの日までワクワクがいっぱいです。
秋山 曲によって演出の仕方や映像が全く違うみたいなので、今までの劇場の良さも引き継ぎつつ、新しい演出が追加されたことでより曲の世界観に入りやすくなったり、ファンの皆さんもその曲のいいところを再発見できるようになると思います。雰囲気がガラッと変わる時も演出があるとすごく分かりやすくなると思うので、まだあまり劇場に来たことがない方でも「AKB48の曲、好きだな」と思ってもらえるんじゃないかな。私自身もまだどんなふうに演出が変わるか分からないので楽しみです。
水島 ステージも楽しみなんですけど、楽屋も変わるって聞いていて楽しみです。今まで大きなロッカーが置いてあって、16人が入ると背中合わせて歩いたりしていたんですけど、それがどう変わるんだろうという楽しみもあります。新しい劇場でもファンの皆さんとの距離の近さは変わらないと思うので、来てくださったファンの方とたくさん目を合わせていきたいなと思います。あとはフォトスポットができると聞いているので、今のAKB48を知らない小学生や中学生、高校生の子が来て楽しめるような、いろんな世代の方が身近に楽しんでいただける劇場になったらいいなと思います。
-ありがとうございます。さて、12月25日発売される今回のカバーアルバムで、千葉さんは乃木坂46「君の名は希望」を担当されました。
千葉 まさか乃木坂46さんの曲を歌う日が来るとは思わなくて。 レコーディングするときに曲を聞いたり、MVを見させてもらってめっちゃ練習したんですけど、やっぱりAKB48とはまた違った世界観だなと感じました。乃木坂46さんの曲は手のしなやかさと言いますか、体全体を滑らかに使ったダンスのイメージが強く、 今までやったことないような雰囲気でAKB48とは違う良さですよね。いつかファンの方の前で披露する日が来るのかなと思うとすごく楽しみです。乃木坂46さんの曲は同じテンポ感を貫いている感じがして、個人的にはすごく歌いやすかったです。めっちゃ好きな楽曲になりました。
-実は歌いたかった!と思う曲はありますか。
千葉 「Body&Soul」です!(即答) 違うグループの話なんですけど、PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSというオーディション番組でパフォーマンスの審査曲になっていた楽曲で、そのグループに推しがいたんです。当時、楽曲をめっちゃ聞いてたので、推しが歌っていたパートを歌ってみたいなという気持ちはありました。でもメンバーが歌ってる「Body&Soul」を聴くのもめっちゃ楽しみです。
-秋山さんは 「年下の男の子」を担当。もともとキャンディーズはご存知でしたか?
秋山 今回ご縁があるまで知らなかったんですけど、SNSで再ブレイクしたときに楽曲を聞いたことがありました。この曲は私が生まれる30年前の曲なんです。このアルバムの最初の曲に自分の声があるんだと思ったら、嬉しい気持ちもいっぱいなんですけど、大丈夫かなという不安な思いもありました。でも、私がこの曲を歌うことが発表された後のファンの方との写真会で、「この曲を担当してくれて嬉しい」と。ファンの方が小さい時に聞いていたとか、思い入れにある曲だと言ってくださいました。あと、キャンディーズさんを好きだった方が「今応援している由奈ちゃんに『年下の男の子』を歌ってもらえることが嬉しい。どんな風に変わるのかすごく楽しみ」って言ってくださって、ファンの方に聞いていただけるのが今から楽しみです。この曲に選んでいただけて光栄です。
-水島さんがピンク・レディーの「UFO」。これも48年前の曲ですね。
水島 同期の平田侑希ちゃんとユニットも歌割りも2人だけ、いう楽曲は今まであまりやる機会がなかったので、2人で歌わせていただけるのがすごく嬉しいです。ピンク・レディーさんの「UFO」は、声質が結構低めで、セクシーな大人の女性っていう感じがしていて、そこがレコーディングでちょっと難しかったです。リスペクトの気持ちを込めて楽曲に寄せて歌えるようにたくさん練習したので、自分でも聞くのが楽しみです。写真会でたくさんの方とUFOポーズをしたり、すごい似合ってるねって言っていただけることも多いですし、「平田侑希ちゃんと共にAKB48の大人なお姉さん的存在になってほしいという気持ちが込められてるのかな」とファンの方に言っていただけた時は嬉しかったです。いろんなテイストの曲がある中でも2人の個性が出る楽曲だと思いますし、息を揃えてレコーディングしたので、ぜひ雰囲気の違いを楽しんでいただけたらいいなと思います。
-2024年を振り返ると、千葉さんは後輩も増えましたね。
千葉 めっちゃ増えました! 選抜のお仕事をさせていただく時に、自分が上から数えた方が早くてびっくりしました。私は加入して7年経って「根も葉もRumor」で選抜に選んでいただいたんですけど、その時も年下組のままだったんです。でも気づいたらあっという間に先輩になりました。みずみんと私は同い年なんですけど6、7年ぐらいAKB48としては年数が違うのかな。19期生の伊藤百花ちゃんもまだ入って1年経ってないんですけど同い年なんです。まだオーディションを受けられる年齢なんだなと思うとびっくりですね(笑)。
-後輩とはどのように接していますか。
千葉 家族だと3姉妹の長女なので、後輩や年下の子と話すことがすごく好きです。自分から積極的に話しかけたり、仲良くなりたいなって気持ちがあるので、もっといろんなメンバーと話して仲良くなりたいです。最近は畠山希美ちゃんと仲良しです。人見知りで自分から行けないところもあるので、グイグイ来てほしいです。先輩になってきたのは感じますけど、でも全然嫌なことじゃないですし嬉しいことなので、もっと仲を深めていけたらなって思います。
-秋山さんは映画「 #ホラーちゃんねる 変な家」の第7弾にも出演。家つながりで、 自分の家のお気に入りの場所で、どのように過ごしているか教えてください。
秋山 1人でいる時間が寂しくてあまり好きじゃないのでずっと誰かと喋っています。 家族が寝るまではリビングで一緒にいて、家族が各々の部屋に行ったら双子の妹の部屋に行って、夜遅い時間までずっと喋っています。1人になりたくないし、昔から妹とずっと一緒にいすぎてて、 急にベッドに入ってきて一緒に漫画を読んだり、動画見て「これ可愛いよね」って話したり、面白いことがあったら今日あった出来事の話をして、そういう家族と話してる時間が好きだなって思います。
-水島さんは最近ペーパードライバー講習にも挑戦していたとのことで、乗ってみたい車とその車で行きたい場所をお聞かせください。
水島 憧れは真っ黒でスタイリッシュな車です。黒い車からロングブーツを履いて、サングラスをかけて出てきたい(笑)。運転は得意とは言い切れませんが、モデルのようなイメージに憧れています。今行きたいのは北海道ですね。地元が北海道なんですけど、北海道を1周したいです。北海道は道の駅がそれぞれ魅力的で、いろんなご当地名物が売っているので、全部回ってみたいです。免許はマニュアルで取ったんですけど、今はオートマばかりなので、またマニュアルも乗れるようになりたいです。
-最後に、みなさんの2024年の振り返りと 2025年の目標を教えてください。
水島 初めて選抜メンバーに選んでいただいて、昇格することもできて、1年で大きく成長できた年だったと思っています。選抜メンバーとしてテレビ番組に出演させていただいたり、ファンミーティングでいろんな地方に行けたり、ツアーもあったり、出張公演もあったり。今まで地方に行くことがなかなかなかったんですけど、いろんな地方のファンの方に会いに行くことができてすごく楽しかったですし、充実した1年だったなと思っています。雑誌にはまだ個人としてはあまり載れたことがないので、来年は雑誌にも呼んでいただけるような活動をもっとしていきたいです。あとは劇場公演がやっぱり1番大好きなので、劇場公演にもっともっと出演して、AKB48の歴代の中でも出演回数が上位に入れるぐらい、ファンの方と劇場公演でたくさん会えたらいいなと思います。
秋山 私も今年に入って初選抜に選んでいただけて、 そこから今まで経験したことないことばかりさせていただいて、すっごく充実した1年だったなと思います。今、振り返っても全部思い出せるぐらい楽しかったことがたくさんあったんですけど、特に出張公演では地方のAKB48ファンの方が初めて私のパフォーマンスを見て、そこから好きになってくださったという方も多くて。そこで出会えたファンの方もたくさんいるので、そういう意味で特別な1年だったなと思います。4月で3年目になって、後輩も入ってきました。近い期の方が相談しやすかったり、活動も一緒のことが多いので、あまり先輩後輩気にせずにいろんなお話をして仲良くなりたいですし、気軽に頼ってもらえる存在になれたらいいなと思います。あとは、私も公演がすごく好きで、公演を見に来てもらって、パフォーマンスを見て好きになったよって言ってもらえるのが本当に1番嬉しいことなので、新公演も始まりますし、そこでまたたくさんの人に出会って、思い出を作っていけたらなと思っています。
千葉 今年はルミネエスト新宿で広告のお仕事をやらせていただいたり、黒龍堂さんのマスカラとアイラインの広告をさせていただいたり、個人仕事でも色々なことをさせていただいて、AKB48のファンじゃない方の目にもつくようなお仕事をさせていただいたので、ファンの方もすごく喜んでくださいました。広告を見に行ってくださった方が、「AKB48ファンじゃない女の子が『この子、恵里ちゃんだよね』と言ってくれて嬉しくなった」という報告をしてくださって、私のこと知ってくれている方が増えたというのがすごく嬉しくかったです。ファンの方が1番喜んでくださるし、みなさんそれぞれSNSなどでの拡散にも協力してくださっています。私は将来、小嶋陽菜さんや指原莉乃さんや吉田朱里さんのようなカラコンやコスメのプロデュースができるような方になりたいんです。自分でコスメを作って、自分で広告モデルも務めて、バラエティショップにも置かれるようなアイテムのプロデュース業務できる方に憧れます。2025年だけではなくて、将来の大きい夢の話になっちゃうんですけど、1歩でも近づけたらなって思います。
-CMNOWということで、出てみたいCMを教えてください
水島 「髪の毛がサラサラでいいね」と小さい頃から言ってもらえることが多かっやので、シャンプーのCMです。あとは学生時代から飲料のCMに出られたら嬉しいなと思いながらCMを見てました。
秋山 お菓子かアイスです。私、嫌いなものがなく、本当になんでも食べるんですけど、特に甘いものが大好きです。アイスもなんでも食べます! 昨日はカップアイスを食べましたが、毎日気分によって食べ分けています。
千葉 コスメか、柔軟剤などの洗剤系をやってみたいです。コスメも好きなんですけど、鼻がすごくいいので香り系も好きです。SNSで「この組み合わせがおすすめ」とバズったものがあれば試してみたりするのがすごく好きだったり、自分の好きな香りで洗濯したりしてこだわっています。香水は甘い系が好きなんですけど、柔軟剤だとお花系が好きなので、フラワー系の洗剤のCMに出演したいですね。