少女歌劇団ミモザーヌ・ちばひなの。これまでを振り返り、これからを語る。

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少女歌劇団ミモザーヌに所属する、ちばひなの。8月17日に少女歌劇団ミモザーヌ夏公演2024「ジャングル・レビュー ~Living~ 」 を終えたちばひなのにCMNOW WEBが突撃インタビュー。

―夏公演を終えての感想をお願いします。
今回の公演は個人的にも、グループ的にも挑戦した部分が大きかったので、まずはやり切れてよかったなという安心感があります。あとは、お客さんの温かさを感じました。

―ジャングルレビューということで、フラミンゴを演じていました。レッスンはどういうところからが始まったんですか。
最初は3月末の春合宿の時から、少しずつ公演のレッスンが始まりました。フラミンゴに関しては、もともと「情熱フラミンゴ」という楽曲があったので、そこを元にやっていくという形で進めていました。「情熱フラミンゴ」では一曲だけでフラミンゴを演じるのに対して、今回は一幕を通してずっとフラミンゴを演じないといけないので、フラミンゴの研究もしました。

―例えばどういう研究を?
何を食べるか、普段どういう動きをしているか、どんな習性かを調べたりしました。

―フラミンゴを調べることって無いと思うんですけど初めて知ったことはありますか?
元々動物が好きっていうのもあって、ちょくちょく知っていることもあったんですけど、フラミンゴって群れでいるけどそれぞれにあまり干渉しない部分もあるのでそれを表現するのがちょっとどうしたらいいのかなというのがあって一人の空間を作りすぎると群れ感が無くなるし、近すぎるときゃっきゃしてしまうので、そこは凄く色々メンバーとも話しながら考えました。

―第一幕の1時間弱の時間の中に、コンセプトをきゅっと詰め込んでいました。どう伝えるか、気を付けていたことはありますか?
今回「生きる」というテーマだったんですけど、10代の少女たちが、10数年しか生きていない中で、どう伝えられるか。自分たちなりにこの公演を通して伝えたかったのは、悩んだり躓いたりして、道を逸れてしまうことがあっても、仲間を信じて夢をみて希望を持って突き進んでいくことが大事で、それが生きていくことだよというのを伝えたかったのかなと思います。最初は深く深く考えようとしすぎてわからなくなっていたんですけど、一旦俯瞰的に見て、今を楽しく生きていたら良いんじゃないか、というのを伝えようと意識していました。

―後半は昭和歌謡やタップなど、いろいろな見せ場がありました。
第二幕の最初が「One Night Only」という曲なんですけど、私は元々歌が得意分野ではなかく、今までもパフォーマンス重視で公演に出させていただいていることがあったからこそ、今回の歌を求められる楽曲で歌、そして躍り方も今までにない大人っぽさとパワフルさを持ったダンス。そこがとても難しかったです。音域的にも、自分は上ハモを歌わせていただいていたんですけど、ギリギリどころか限界突破しているところがあったのでそこは頑張りました(笑)。


―途中では1期生の4人でパフォーマンスもされていました。元々18人いた中で、4人になってのパフォーマンスも披露しました。

1期生メンバーの4人と、入団当初から教えていただいている先生に「Welcome! sing sing sing」という楽曲でレッスンしていただいている時に、思い出話に花が咲いて「元々18人いたよね」と話したのがきっかけです。もちろん寂しさもあるし、最初の1年目・2年目が濃かった分、辛かったのはもちろんあるんですけど、あの頃があるからこそ今の自分たちがあると思っています。それぞれの道で頑張っているメンバーも応援したいし、自分もここから羽ばたいていきたいという今後の楽しみがあるからこそ、今回披露した「Welcome! sing sing sing」もここから気合い入れるぞというスイッチになったと思います。

―MCではかなり身長が伸びたという話題も。
正確にはわからないですけど、15㎝くらい伸びました!(笑)。それこそメンバーの(いわむら)ゆきねよりも小さかったんです。今が162㎝なので、入団当時は140cmないくらいだったと思います。

―入団してからここまで走り続けてきましたが、劇団はリニューアル期間に入ります。改めて少女歌劇団ミモザーヌの1期生として過ごしてきて、いかがでしたか。

今までを振り返って最初に出てくるのは、しんどかったという思い出も多いです(笑)。入団してすぐはコロナ禍でなかなか活動できないし、基礎をしっかりと固める期間が続いたり、本当にしんどかったというのが正直なところです。でも、一緒に居て楽しいメンバーがいて、色々教えてくださる先生方や刺激を与えてくださる広井(王子)さん。この環境が楽しく、充実していたから続けられていたのだと思います。ミモザーヌに入団できて嬉しいし、幸せだと思っています。

―これから、目標はありますか?
一番はお芝居をしたいです。ミモザーヌでもお芝居はありますが、歌とダンスがあってミュージカルに近いので、今後は映画やドラマなど、映像のお芝居にも挑戦したいと思っています。

―やってみたい役はありますか?
今は、どんな役でも挑戦していきたいですが、今だからこそ、そのままの感性を活かして演じられる学生の役はやりたいです。

―最近メンバーから言われて気づいた、「実はちばひなのってこうだよね」ということは?
最近というわけでもないですけど、親しくなればなるほど口が悪くなるらしいです(笑)。関西弁というのもあって人によってはキツく聞こえるらしく…。それこそ副団長になったこともあり、メンバーに注意しなければならないことがあるんですけど、5期生の2人からは「入団したばっかりした時、ひなのちゃん怖かったです」と言われたりしてました(笑)。

―入団した当初は年下組、今は副団長として自分の役割は変わりましたか?
入団した時は年下組だったから、基本的には何もわからず、ついていくのに必死で年上のお姉ちゃんメンバーに頼ってばかりだったんですけど、年上メンバーが卒団して、もともと弟妹もいてお世話をしたくなるタイプなので、年上メンバーが卒団して、後輩がどんどん入ってきた時は自分が率先して動かないとなと思う場面は多かったです。

―本来のポテンシャルはお姉さん? 
そうなのかなと思います。1期生といる時以外はお姉さん。後輩からはしっかりしててお姉ちゃんみたいって言われるんですけど、同期からはひなのは末っ子気質だと言われます。

―最後に、あらためて今後の目標を教えてください。
ずっと忘れず持っておきたいのが「何でも楽しむこと」と「自分らしくいること」。これは絶対に変わらずやっていきたいなと思っています。広井さんからは自分の意見・意思を持つようにと言われ続けているので、どんな場面でも常に疑問を持ちながら自分らしく。私は笑顔でいることが自分らしいと思っているので、そこを忘れずなんでも挑戦していけたらなと思います。

PROFILE
ちばひなの
生年月日:2006年8月21日
星座:獅子座
血液型:O型
出身地:大阪府
身長:162㎝
好きな食べ物:具だくさんなお味噌汁、和菓子
好きな映画:湯を沸かすほどの熱い愛、君の瞳が問いかけている
趣味:映画をみること、空の写真を撮ること、行き当たりばったりで散歩すること
特技:バトントワリング、どこでも寝られる
X:@chibachan_821
Instagram:@chibahinano_mg

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