菜波、バスケ愛が止まらない!熱い気持ちが勝利につながる“ルーズボール”。

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現在、日本テレビ系『Going!Sports&News』(以下、『Going!』)のバスケットボールサポーターとしても活躍している『CanCam』専属モデルの菜波さん。モデルデビューのきっかけはSNSに投稿したバスケットボールの動画だった。8月25日から9月10日まで開催される『FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023』へ向けて、菜波さんに観戦のアドバイスや注目選手についても伺った。

〈INTERVIEW〉

― 菜波さんとバスケットボールとの出会いについて教えてください。

4つ上の兄が中学時代バスケ部だったんです。私はその時小学生で、母と一緒に練習試合を観に行ったりしていたのですが、その時の顧問の先生がすごく優しくしてくださって「中学生になったらバスケ部おいで」と言っていただいたのが嬉しくて、単純な性格なので、体験入部の期間が2週間くらいあってみんないろんなところに行くと思うんですけど、私はもう1日目で「バスケって楽しい!」ってなって、2日目から本部員として参加していました(笑)。

― 中学・高校とバスケ部だったんですか?

そうです!6年間。副キャプテンもやっていました。役割分担があって、キャプテンはまとめ役で技術面について言うことが多くて、私はもう根性論みたいな感じで(笑)。練習でコートダッシュがよくあって、後輩がラインを踏んでなかったりすると「ライン踏めよ-!」って叫んでました(笑)。声出し役みたいな感じで、人が変わるって言われてました。

― バスケのSNS動画が話題となりましたが、当時の心境を教えてください。

本当はその動画を消そうと思っていたんです。ストーリーズに動画をアップしたら「マネージャーさんだったんだね」っていうコメントが来て、「マネージャーじゃないよ!やってたよ!」って、ちょっと悔しくて。それから、すぐ消せばいいかくらいの気持ちで、そこにいた友達に頼んでドリブルしてる動画を投稿したんです。当時は再生回数とかわかってなかったんですけど、「レディー・ガガ超えたよ!」って言われて、自分でもやっと実感が湧いて、もちろん動画は消せず(笑)。それがCanCamの専属にも繋がったので、負けず嫌いでよかったなって心から思いました!

― そこから本格的にモデルとしての活動がスタートしたんですね。

ずっとバスケをやっていて、その前は水泳をやってたりもしたので、肩幅とかも結構広くて。それまでも芸能のお仕事には興味があったんですが、「モデルさん可愛い」「憧れ!」って思いながら、食べるのが大好きで、もう四六時中食べていたし、日常生活でもガニ股のディフェンスのスタイルでモデルさんとは無縁のことしかやってなかったので、改善する余地しかなかったんです。事務所が決まってから2年くらい糖質制限やストレッチ、筋トレ、水泳、整体、もう思いつくことを全部やってました。あんまり考えないでとりあえず痩せる、みたいな(笑)。シンプルな性格で良かったなって思います。

― これからバスケットボールのワールドカップが始まります。おすすめの観戦スタイルがあったら教えてください。

アリーナに行くと会場によっていろんなグルメとかお酒とかがあって楽しいんですよ。バスケについてあまり詳しくない人も魅力的に感じると思います!美味しい物を食べて、お酒飲んでってだけでもう楽しいじゃないですか。テレビの前でも観るまでの形を整えてみてほしいです。あとは、観る前に「この選手いいな」っていう“推し”を作ってから観ると絶対楽しいと思います!それこそ私も『Going!』で選手紹介をしたりとか、SNSでも試合の感想や、この選手のこのプレーがすごかったとかをいっぱい書いたりしてるので、チェックしてから試合を観ていただけたら、もっと楽しめると思います。

― 注目している選手はいらっしゃいますか?

たくさんいるんですよ!まず、渡邊雄太(わたなべ・ゆうた)選手です。バスケってメンタルが大事で、日本代表に対する想いがすごく熱いんです。3ポイントの成功率でもNBAのランキングで暫定1位になったこともあったり、ホーバスヘッドコーチとの相性も良さそうで、NBAの日本選手が日本のBリーグで活躍する選手とどうやって試合を作っていくのか。ワールドカップでしか見られないチームなので楽しみです。

…いっぱい挙げていいですか?(笑)富永啓生(とみなが・けいせい)選手。3ポイントラインのかなり手前からズバズバ入るんですよ。爆発力、得点力というところですごく期待しています。さらに、若手の金近廉(かねちか・れん)選手。身長もあって自分からドリブルで攻めていけるし、ダンクもできるパワフルな選手なんです。大学を中退して4月に千葉ジェッツに加入したんですが、Bリーグの契約的に今シーズンの公式戦に出場できなくてもこの時期を選んだのは、ワールドカップへの決意表明というかアピールもあると思っていて、覚悟を持って臨む若い力がどんな活躍を見せてくれるのか、注目しています。最後に、帰化選手のジョシュ・ホーキンソン選手ですね。身長が2メートル8センチもあるのに、3ポイントシュートも驚くほど入るし、パスもできるし、自分でドリブルしてゴール下でも戦えるし、ディフェンスも上手い!もう何でもできる選手なので、ジョシュ・ホーキンソン選手が入ったことによる日本代表チーム全体の底上げも楽しみなポイントです。

― 本当に熱が伝わってきます(笑)。これだけの知識を深めた秘訣がれば教えてください。

好きっていうのもあるんですけど、“バスケノート”というのを作っていて、試合や選手のことを書いたりしています。誰がここで決めたとか、この選手のこのプレーが試合を分けたんじゃないかとか、この時のディフェンスはこの人がついてこんな掛け引きをしたとか、細かいところは試合を観ながらメモして、それをハイライトと照らし合わせて、さらに深くしていくというのをずっとやっています。「この選手にはこういう癖あるな」とかいろいろ分析できて、より楽しくなりますね。『Going!』の選手紹介でも、自分なりの情報を加えて話せたりするので役立っています。

― 3ポイントシュートやダンクシュートなど、ゲームを沸かせるプレーがありますが、菜波さんが一番好きなプレーは?

私はルーズボールが好きです!ルーズボールって、転がっているボールにどれだけの熱量を持って追い求めて飛び込めるかみたいなところがあって、選手の想いもルーズボールを見ればわかるので、そこを見ちゃいます。この選手は諦めずに全力でライン際のボールに飛び込んでいけるんだっていう、体力的にもギリギリの中でのそんな熱いプレーを見るとすごく応援したくなります。チームとしても勇気をもらえると思います。ダンクシュートと比べたらあまり目立たないけれど、勝利にもつながっていくと思うので、ルーズボールですね。

― ここまでバスケットボールについて伺いましたが、ヨーグルトや乳酸菌についても詳しいとお聞きしました。

もともと大学が栄養系だったので、必修でフードスペシャリストの実習もしていて、卒業してから資格を取得したんですが、消化吸収や腸内フローラとかをやっていたのが楽しくなってしまって、ヨーグルトソムリエと乳酸菌ソムリエにつながりました。腸活もとても意味があって「全ては腸から始まる」と言っても過言ではなくて、免疫関連やダイエットも腸に関係しています。乳酸菌の種類もたくさんあるので、それぞれの人に合わせて「この人にはこのヨーグルト」とか考えるのも本当に面白いです。

― まさにソムリエですね!

お腹が弱い人のためのヨーグルトや花粉症の人には花粉症のためのヨーグルト、口臭には口臭のためのヨーグルト、紫外線対策のヨーグルトとかもあるんです。でも、美味しさで食べるならいいんですが、菌の効果を期待するなら同じ菌のものを2週間くらい食べ続けないと効果が出づらいので、私はプレーンのヨーグルトに自分で菌をブレンドして、割合や温度を変えたりしたりもしています(笑)。

― ご自身でヨーグルト製品のプロデュースもできそうです。

したいです!(笑)

― 今後出演したいCMはありますか?

スポーツ飲料のCMです! スポーツカーも大好きなので車もやりたいです。免許もMTで取りました。あとは、もちろんヨーグルトですね!そこだけは私にくださいって感じです(笑)。

― 今後の展望について聞かせてください。

今回、『Going!』でバスケットボールサポーターをやらせていただいて、いつもとは違う角度からバスケを見ることも増えて、もっともっとバスケのことを好きになりました。ただ、今バスケが注目され始めてどんどんやる人も増えていますが、Bリーグもスタートして6年とまだまだこれからなので、ワールドカップで終わりではなく、その先ももっとバスケに関わる仕事に携わって、自分でもSNSで発信したり、バスケの魅力を伝えていきたいなって思います。
あとは、話すのが好きなので、バラエティーとかタレント業も頑張っていきたいですね。ちょっと体を張ってこそ自分の素が出るみたいなところもあるので、なんでも挑戦して、そういう姿を見て視聴者の方にも「菜波も頑張ってるから頑張るぞ」って思ってもらえるような存在になりたいです。
モデルとしては、私は本当に普通の女の子だったから、遠い存在っていうよりちょっと身近に感じてもらえるように、ファンの方との交流も大事にしたいです。また、ダイエットとか女の子が気になるトピックスで悩んでいる子も多いと思うので、どんどん発信していって、少しでも助けになれたらと思います。

【PROFILE】
菜波(ななみ)
1998年9月10日生まれ(24歳)
出身:東京都
特技:バスケットボール
資格:フードスペシャリスト、ヨーグルトソムリエ、乳酸菌ソムリエ

(取材・文 笹ケ瀬麻結/撮影 M.Yamazaki)

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