井頭愛海が挑む初の舞台! ミュージカル「るろうに剣心 京都編」に神谷薫役で出演

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―今回は初舞台、初ミュージカル、初IHIステージアラウンド東京ということで、たくさんの挑戦が詰まったミュージカルです。オーディションを経て、神谷 薫役として発表された今、あらためて心境をお願いします。

小さい頃にミュージカルを観て「ミュージカル女優になりたい」と思ったのが芸能界に入るきっかけだったので、「いつかはミュージカルをやりたい」という気持ちがずっとどこかにありました。今回、決まった時は今までで一番嬉しかったです。いつも以上に気合いも入りまくっていますし、この舞台を最後まで駆け抜けられるよう願っています。先日、お稽古も始まったんですが、皆さんから学ぶことも多く、常に自分のベストを出せるように頑張っていきたいなと思っています。

―並々ならぬ決意を感じます。お稽古に臨むにあたって準備したことや心がけたことは?
 原作に忠実に脚本を作っているというお話を聞いているので、(神谷)薫に近づきたいなと思い、漫画を読み込んで、仕草などを意識しています。今作でも、原作に登場するシーンが出てくるので、そのシーンをやる時には漫画を手に稽古場に行って、空いている時間は次のシーンのところを読んだり、舞台で描ききれないところにも込められた想いを参考にしつつ、でも「私らしい薫像」を作ることができるようにと奮闘している最中です。

―原作の神谷薫は、強い一面や寂しがりやな一面など、ギャップもあるキャラクターだと思うのですが、今のところどれくらい読み解けていますか?
 え〜! 「真っ直ぐで明るくて活発で、でもちょっとツンデレなところがあって、人思いで剣心のことを一途に想っている」という大まかな薫像はできているんですけど…。この舞台は京都編ということで、剣心と過ごして1年ほど経過した頃から始まるので、どれだけその関係性をつくっていけるかというのは稽古での皆さんとの距離感でつかんでいきたいなと思います。なんせ、剣心と薫の恋物語も描かれているので、そういう部分は大切に、それこそ歌に乗せて感情を表すシーンは薫の気持ちをうまく表現できるようになりたいなと思っています。

―緋村剣心を演じる小池徹平さんとお話はされていますか?
 まだがっつりお話をしたわけではないんですけど、出身地が同じ大阪というのもあって、普段はずっと関西弁で喋っています。小池さんの包み込んでくれるような優しさが、剣心の優しさや天然の可愛らしさと重なって、私自身も身を委ねて稽古を励むことができています。

―稽古が始まって苦戦しているところは?
 初めて舞台をやってみて意外と難しいと思ったのは、自分が歌を歌っていない時に受ける芝居をする部分です。今まで映像作品しかやったことがないので、そういう時に目線だけで演技すると何も感じてないように見えちゃうし、でもあまりやりすぎると芝居くさい感じがして嫌だなと思って、「どうしたらいいんだろうね」という話を小池さんとしていました。もっと役と向かい合っていったら出てくる答えなのかもしれないので、いろんなことを試して、一番良いものを完成させられたらと思います。

―リフレッシュはどのようにされていますか?
 最近は親友が近くに住み始めたっていうこともあって、体力作りを手伝ってもらっています。「ステージでは体力が必要」と言われたので、空いた時間に一緒に散歩したり、桜を見に行ったり、ぷらーっと公園に行ってお茶を飲んだりするのが今の一番の息抜きです。

―さて、もうすぐ4月です。新生活が始まりますが、新生活の思い出は?
 私は高校生の時に上京してきているので、新生活というと上京のことを思い出しますね。高校1年生の時、ローファーを履いて、新しい制服を着て。中学校の時は運動靴だったので、ローファーを履いたことがなくて、ローファーのサイズはあってるんですけどめっちゃ靴擦れするんですよ! しまいには履きたくなさすぎて、友達とローファーを脱いで靴下で帰ったことも…新品だから革が固いので歩き方がつま先歩きしているような歩き方でした(笑)。

―いい思い出ですね(笑)
 そうなんですよ、もう戻れない(笑)。

―3月15日に21歳になったということで21歳はどんな1年に?
 今年で芸能生活も10年目になります。新しいことに挑戦したいと思っている時に、この「るろうに剣心」のお話をいただいたので、まずはこの舞台を完走することはもちろん、どんどん幅のある役をやっていきたいです。子供心を忘れない大人になりたいなと思っているので、どんな状況にいても楽しむことを忘れずに毎日過ごしていけたらいいなと思います。

―プライベートで21歳の間に挑戦してみたいことは?
 クランクアップの時にお花をいただくこともあるんですけど、お花を飾る生活ってちょっと大人じゃないですか?(笑) 毎月1本、好きな花を買うのとか良さそうだなと思っています。それこそ、観葉植物も育ててみたいな。ちっちゃいサボテンを窓辺に置いてゆったりする休日も良いなと思うので、家のインテリアをもっと華やかにしていきたいですね。

撮影/大塚素久(SYASYA) 撮影協力/千葉由知(ribelo visualworks)

【作品情報】
■タイトル ミュージカル『るろうに剣心 京都編』
■公演期間・劇場 2022年5月17日(火)~6月24日(金) 東京・IHIステージアラウンド東京
■原作 「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」和月伸宏(集英社 ジャンプ コミックス刊)
■脚本/演出 小池修一郎(宝塚歌劇団)
■音楽 太田健(宝塚歌劇団)/和田俊輔
■出演 小池徹平 黒羽麻璃央 松下優也 加藤清史郎 岐洲匠 奥野壮 井頭愛海 鈴木梨央 伶美うらら 山口馬木也 加藤和樹 ほか
■特別協賛 くら寿司
■主催 TBS/ディスクガレージ/ローソンエンタテインメント/電通/梅田芸術劇場
■公式HP https://www.ruroken-musical.com
■公式Twitter https://twitter.com/rurokenmusical
■クレジット ©和月伸宏/集英社

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