2021年1月18日（月）より上演される、福田雄一演出ミュージカル『モンティ･パイソンのSPAMALOT』 featuring SPAM®の公開ゲネプロが行われた。
主演のアーサー王役・山田孝之、ほか、ランスロット卿役・賀来賢人、パッツィ役・矢本悠馬、歴史学者役やハーバート王子役ほか複数の役を演じるお笑いコンビ“シソンヌ”のじろうとベディヴィア卿役・長谷川 忍ら“福田組”常連陣から、福田が手掛けるミュージカル作品には初登場となる、日本ミュージカル界を牽引する湖の貴婦人役・新妻聖子、ロビン卿役・小関裕太、ガラハッド卿役・三浦宏規ら個性豊かなキャスト陣が作品を彩る。
本作は、『コメディ界のビートルズ』と称されるイギリス の人気コメディ・グループ”モンティ･パイソン”の大ヒット映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』（1975年公開）を元に作られたミュージカル作品。モンティ・パイソンのメンバーであるエリック・アイドルが脚本と作詞を担当し、全世界で上演されている。
◆ゲネプロの様子
左より小関裕太（ロビン卿）、賀来賢人（ランスロット卿）、三浦宏規（ガラハッド卿）、長谷川忍（シソンヌ）（ベディヴィア卿）、山田孝之（アーサー王）、矢本悠馬（パッツィ）
爽やかに登場する小関裕太さん（左側）。しかしこの後悲劇が…？！
小関裕太さん。SNSの活用方法を見事に歌い上げる？！
左から新妻聖子さん、山田孝之さん。これがミュージカルあるあるだと言うが？！
エンディングから二枚。ミュージカルらしい華やかな演出。
◆ライター北村野乃の視点
とにかく楽しいミュージカルだった。コントを見ているかのように大笑いさせてくれたかと思えば、しっかりミュージカルらしい本格的なダンス、歌、演出も楽しませてくれる。ミュージカルが好きな人にも、馴染みがない人にもお勧めできる作品だと思った。
また、最近流行っているテレビ番組、歌、ダンス、SNSなどをふんだんに使っているためあるある！と共感しながら観ることができる。さらに、ミュージカルとしては珍しいことに所々でアドリブのシーンがあるのだ。アドリブだからこその生き生きとした俳優さん同士のお芝居が生み出されていた。
作品が素晴らしいことはもちろんのこと、俳優さんそれぞれの個性も光っていた。山田さんが常に表情を崩さずボケたり突っ込んだり。矢本さんが矢継ぎ早なボケを見事にさばいたり。じろうさんが高音ボイスで独特の世界を作ったり。新妻さんが圧倒的な歌声で一気にミュージカルの世界へ引き込んでくれたり。本当に豪華なメンバーだった。
劇場へ足を運べば元気をもらえることは間違いない。（取材・文／北村野乃）
◆公演情報
ミュージカル『モンティ･パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM®は、2021年1月18日(月)～2月14日(日)東京・東京建物BrilliaHALL、2月18日(木)～23日(火祝)大阪・オリックス劇場、2月26日(金)～28日(日)福岡・福岡市民会館大ホールにて上演される。その他公演の詳細は、オフィシャルHP （ https://www.spamalot.jp/ ）にて掲載されている。
〜ストーリー〜
神のお告げをうけたアーサー王は従者パッツィを連れ、家来となる円卓の騎士を集めて聖杯（ホーリーグレイル）を探す旅に出る。しかし、次々と起こる奇想天外なハプニングが、彼らの行く手を阻む…。
果たしてアーサーたちは、目的の聖杯を見つけることができるのか！？（公式HPより）
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