大ヒットサバイバルオーディション『PRODUCE 101 JAPAN』の第三弾『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(以下 プデュ)の番組開始に先駆け、記者会見が26日に開かれた。会見には、国民プロデューサー代表の木村カエラ、トレーナーの青山テルマ、イ・ホンギ、仲宗根梨乃、YUMEKI、KENZA390、アンバサダーの矢吹奈子が登壇。体調不良のため欠席した黒川穂香を除き、練習生95人がお披露目された。

『PRODUCE 101 JAPAN』SEASON1では、第73回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしたJO1、SEASON2ではデビュー1年目にして、日本武道館を含む全国4都市で開催された初のアリーナツアーで、12万人を動員したINIが誕生。オーディションは、選考を通過した練習生101名からスタートし、ダンスや歌唱などのミッションに挑戦する。これらの全ての過程で、“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者による国民投票で勝ち残るメンバーが決定。最終回で勝ち抜いた11名はメジャーデビューが予定されている。

フォトセッションではテーマソングである「LEAP HIGH～君の夢は、時を越えて～」にちなんだLEAP HIGHポーズを練習生が披露。さらに、会場でテーマソングが流れると仲宗根が先導し、練習生が段々と踊り出す。トレーナー陣も含めてステージ上でLEAP HIGHのダンスが披露された。

そして、PRODUCE 48で誕生したIZ*ONE出身の矢吹奈子がPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS の公式アンバサダーとして登場。就任した感想を「知った時は嬉しかったですし、とても楽しみな気持ちでいっぱいです。プデュシリーズの先輩として、練習生の皆さんに寄り添いながら応援できたらなと思いますし、 より多くの国民プロデューサーの皆さんに知っていただけるように、アンバサダーとしての役目も果たせたらなと思います」とコメントした。

続いて、矢吹が司会となって練習生を深く知るためのトークコーナー。「他の練習生に感動したことはありますか？」という質問に北爪さくらは、髙木舞優と回答。髙木がLEAP HIGHのダンスと歌を覚えている期間中、朝方までホテルの部屋の外で1人で練習する姿に感動と尊敬の気持ちを伝えた。

小桝絵美は佐藤あめりを挙げる。佐藤はこの番組のためにニューヨークから日本に単身で来日。日本語より英語の方が得意な状況で、わからない日本語をすぐに聞いて歌詞の意味を理解しようとする姿に感動した、と小桝が伝えると佐藤は笑みを浮かべた。

「喉から手が出るほど欲しいくらいの魅力を持っている練習生は？」という質問には佐々木つくしは海老原鼓の綺麗な高音の出る声を、海老原鼓は剱持菜乃のビジュアルを魅力だと紹介した。須谷緩は清水恵子、山本すず、加藤心の3人を挙げ、清水の面白いキャラクター、山本の透き通るような歌声、加藤のかわいい笑顔が欲しいと答えた。

「国プ代表やトレーナー陣から言われた心に残っている言葉」という質問に片岡陽音は「再評価の時に、思うような結果を出せなくてすごく悔しい気持ちになったのですが、 イ・ホンギさんから『この悔しい気持ちからこれからの成長を見せていって、たくさんの国民プロデューサーに見つけてもらうことが1番大切だ』という言葉をいただいて、そこから切り替えて前向きに頑張ろうって思うことができました」と話す。

田邊果凛は「再評価の前にYUMEKI先生のレッスンで言っていただいた言葉で、『いろんなものを犠牲にする覚悟でここに来たんだったら、精一杯自分がかっこいいと思える姿で家族の元に帰ろう』って言っていただいて。再評価の前は精神的に落ち込んでいたんですけど、その言葉を聞いて、グループのみんなでもう1回頑張ろうって、みんなで涙を流しながらレッスンしたのがすごくいい思い出に残っています。」とコメント。

飯田栞月は「私は仲宗根梨乃さんからの『今の飾らないあなたが1番よかったよ』という言葉がすごく心に残っています。パフォーマンスを楽しむ心を忘れそうになっていた時に、仲宗根さんが言葉をかけてくださって、純粋にパフォーマンスを楽しむことの大切さを学びました。」と、練習生たちはトレーナー陣に感謝を述べた。

続いて「この場を借りて、国プ代表やトレーナー陣に言っておきたいこと」という質問に、中野心結は「トレーナーの方々からレッスンを受けていて、皆さんが近くまで来てくださった時に肌がすごく綺麗なんです。いつも歌やダンスや表現力のレッスンをしてくださるんですけど、今度私たちにスキンケアのレッスンもしてほしいです。」と答え、練習生の笑いを誘った。山口愛咲は「皆さんとこの番組を通して出会えたことが本当に幸せです。」と練習生の気持ちを代表して伝えた。

そして、中森美琴は「韓国合宿中、食事で1番美味しかったもの」を尋ねられると韓国の宿舎で出たソトックが1番美味しかったと答えた。石井蘭は普段は少食だが合宿中はご飯をもりもり食べていたことや、秋山愛は頑張った後の糖分だったため、再評価後のドーナツが世界で1番美味しかったと嬉しそうに話した。

「秘密を知っている練習生いますか？」という質問には、菅野美優が秋山恵の笑い声がトレーナーの仲宗根にそっくりなことを暴露。斉藤芹菜は佐々木心菜を挙げ、合宿中に同室で寝泊まりしている時に、話しかけてもいつの間にか疲れて寝てしまっているため無視されてしまう、と宿舎での様子を話した。

続いて、プデュ名物のエンディング妖精(テーマソングの終わりに映る練習生の表情)を披露する練習生に加藤心、日高葉月、山本すずの3人が選ばれた。照れながらも可愛らしいエンディング妖精を披露する姿に他の練習生から歓声が上がった。そして司会の久代アナに促され、急遽矢吹のエンディング妖精も披露することに。時間が押していることをアピールしつつもハートポーズを披露すると練習生から黄色の悲鳴が。矢吹は「(練習生側からは)ほぼ見えていなかったですけどね！」と笑いを誘った。

「視聴率を取れそうな名場面は？」という質問に、安藤千陽はダンスバトルでの小山麻菜と櫻井美羽と清水恵子の熱い決勝戦が見どころだとコメント。藤本彩花は1つがトレーナ仲宗根とYUMEKIのダンスバトル、そして２つ目はグループバトルでのどん底からの快進撃を見てもらいたいと話した。

最後に、矢吹が練習生への勝ち抜くためのアドバイスを求められると「最後まで諦めないことですね。私も1番下のFクラスから始まって、落ち込んでいる時間ももったいないなと思って練習頑張ったし、やった分だけ結果が出ると思うので、皆さんにも最後まで自分のできることを全部出し切ってもらえたらなって思います。そして、これから少し寒くなっていくと思うので体調に気を付けて、誰1人怪我なく最後まで頑張って…っていうのは、もう皆さんすでにめちゃくちゃ頑張ってると思うので、皆さんにとってこのプデュが『やってよかったな』って思えるものになったらいいなと思います。皆さん、最後まで楽しんでください。」とプデュシリーズの先輩らしい姿を見せた。

【EDITOR’s Comments】
この番組の１番の見どころは「国民プロデューサーによる国民投票」だ。しかし、96名も練習生がいることで「誰を推したらいいのかわからない」と迷う読者も多いのではないだろうか。今まで全てのプデュシリーズを視聴済みの筋金入りの国民プロデューサーである私がこの記者会見中に決めた推しは「北里理桜」だ。彼女の魅力はまず特徴的なハイトーンとキュートなビジュアルだ。落ち着いた髪色の参加者の多い中、彼女のロングのハイトーン姿は会見中一際目を引いた。そしてそのギャルっぽい髪色と可愛らしい笑顔は唯一無二の存在感を示しており、日プのビジュアルセンターと言っても過言ではない。また、YouTubeで公開されているテーマソングの推しカメラを見てみると、ダンスを踊りながらコロコロと変わる表情、ジャンプの際にはカメラからはみ出るほどに一生懸命飛ぶ姿に心打たれた。さらに、1分PRでは自作のイラストステッカーを紹介したり、指でリズムを取るという独特なPRをしており、天然な性格も魅力だ。

このように、Lemino で配信される本編をはじめ、SNSやYouTubeで配信されるコンテンツを見て自分だけの「推しメン」を決めて応援していくことがプデュの醍醐味だ。もちろん、本編が始まってから新たな推しを発見することもできる。時には推しが泣いていたり、推しが全く映らない、そんなこともあるだろう。しかし、国プは隅から隅まで配信を視聴し、努力をしている推しメンを「見つける」ことが役割である。一生懸命夢に向かって努力する練習生たちの姿に、胸が熱くなり、共感し、必ず応援したくなる。それがプデュだ。ぜひ読者もプデュの様々なコンテンツを通して推しメンを見つけ、その子がデビューできるように投票してほしい。

デビューするメンバーを決めるのは、国民プロデューサーによる国民投票。今回はdアカウントからの投票と、Leminoアプリをダウンロードすることで追加投票も可能となる。番組は、10月5日(水)21:00より、NTTドコモの新しい映像配信サービス「Lemino」にて独占無料配信開始、最終回は12月16日(土)14:00よりTBS系列で生放送後、「Lemino」でも配信される。