1月12日(水)、千葉県浦安市の「舞浜アンフィシアター」で、AKB48グループのなかで “最も歌唱力が高いメンバー” を選ぶ「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会が開催された。

■最後の挑戦で、岡田奈々(AKB48 / STU48兼任)が頂点に
第1回大会から出場し、これまで全大会で予算を突破。決勝大会でも3位、5位、3位と好成績をおさめながらも優勝には手が届かなかった岡田奈々。今回、はじめて「自分が主役になりたいと思った」と語り、この大会を最後と決めて並々ならぬ決意で臨んでいた。

決勝後のインタビューでは「これまでは自分が真ん中じゃなくても、グループを支えられたらいいなという思いが強かったんですけど、表題曲のセンターや事務所の移籍などでソロ活動が増えていくなかで、個人としても成長しなくてはいけないと思うようになった」と心境を披露。審査員を務めた井上ヨシマサ氏は「となりで自分の友達が優勝しているのを見て “良かったね” とか、失敗したやつを一生懸命に楽屋でなぐさめたりする姿を見ていたから、やっぱりうれしい。AKB48ファミリーにいてくれて本当に誇りに思う」と岡田奈々を絶賛した。

■ファイナル進出8名中、5名がSTU48メンバーに
前回大会で優勝し、一躍シンデレラとなった池田裕楽(今大会の最終順位2位)のほか、STU48からは矢野帆夏(同3位)、清水紗良(同5位)、今村美月(同7位)、そして優勝を果たした岡田奈々(AKB48 / STU48兼任)と、5名ものメンバーがファイナルに進出。会場にはSTU48旋風が巻き起こった。

STU48で長らくキャプテンを務め、後輩を見守ってきた岡田奈々は「親心としてうれしい」と語り、「STU48のメンバーが、これだけ成長してファイナリスト(ベスト8)に残ってくれたことで、私は過去4回(歌唱力No.1決定戦に）出た甲斐があると思います。みんなの成長をそばで見ることができて、一緒によろこびとか悔しさとかを分かち合えてよかったです」とよろこびを語った。

■秋元康氏プロデュースのオリジナルソロ曲や、ファイナリストライブも予定
今回、優勝した岡田奈々には秋元康氏プロデュースによるオリジナルソロ曲が贈られるほか、ファイナリスト(ベスト8)のメンバーとなった岡田奈々(AKB48 / STU48）、池田裕楽(STU48)、矢野帆夏(STU48)、古畑奈和(SKE48)、清水紗良(STU48)、三村妃乃(NGT48)、今村美月(STU48)、坂本愛玲菜(HKT48)の8名に、審査員特別賞の村山彩希(AKB48)を加えた9名による「ファイナリストライブ」の開催も予定されている。

なお、大会の舞台裏に密着したドキュメンタリー特番は、2月23日「CS放送TBSチャンネル1」で放送予定。