日本一の新入生を決めるコンテスト「FRESH CAMPUS CONTEST」(以下、フレキャン)の授賞式が、11月14日(日)にTOKYO DOME CITY HALLにて開催された。今年は、昨年よりも多い20名のファイナリストが全国から集まった。
今年は、明治大学法学部1年の有賀怜香(ありが れいか)さんがグランプリを受賞。
「まずは、朝早くから夜遅くまで惜しみない温かい応援をありがとうございました。これまでの道は決して楽しいことばかりではありませんでしたが、落ち込んでいる時、友人や家族、リスナーさんが優しく声を掛けてくださって励みになってきました」と、溢れ出る想いに時折言葉を詰まらせながら涙して語った。
「将来は、弘中綾香アナウンサーのように、素の自分を愛されるアナウンサーになりたい。夢を叶えるために、大学生活はいただいたお仕事に積極的に取り組んで素敵な姿をお見せできるように頑張りたい」と目を輝かせた。
(テレビ朝日アスク賞)
<有賀怜香さんINTERVIEW>
審査期間中に一番印象に残っている出来事はなんですか?
SHOWROOM審査の最終日最終枠に、YOASOBIさんの『群青』を歌いながら、歌詞の通り「ここまでやってきたのだから後は楽しむだけだ」と、自分を鼓舞しました。SNSの反応を通して誰かの目に留まっている実感があったのも嬉しかったです!
お姉様(中央大学・有賀香蓮)もミスコンを経験されていますが、何かアドバイスはありましたか?
ミスコン出身の姉からは毎朝のTwitterでの挨拶、応援してくださっている方へのお礼は欠かさないようにとアドバイスがありました。SHOWROOMは気恥ずかしくて家族は視聴していなかったようです。
フレキャンの経験をどう活かしていきたいですか?
フレキャンに出てから「この賞を獲りたい」と宣言することができずにいましたが、今回グランプリをいただけたので肩書きだけにならないよう、今後様々な活動を通して応援してくださった方の前に立てるように頑張りたいです。
準グランプリには、関西学院大学社会学部1年の松本奈子(まつもと なこ)さんと武庫川女子大学スポーツ科学学部1年の坊迫咲藍(ぼうさこ さくら)さんの2名が選ばれた。
◆松本奈子さん
「素晴らしい賞をいただいて嬉しいですが、やはり悔しい気持ちがあります」と、心の内を語る松本さん。「8歳の頃から、11年間変わらずアナウンサーを目指して、大学も学部も憧れの永島優美アナウンサーと同じ道を進んできました。準グランプリという賞に恥じないよう、今後の人生を過ごしていきたいです」と力強い眼差しで記者に語りかけた。
審査期間中に一番印象に残っている出来事はありますか?
私は球場でビールの売り子をしていているのですが、リスナーさんが足を運んでくださることがあり、直接お礼をする機会がありました。フレキャンの審査外では、SHOWROOMイベントで1位になり、地上波の野球中継の特典をいただけて刺激的な経験ができました。
フレキャンの経験をどう活かしていきたいですか?
(フレキャン公式で将来的に)フレキャン準グランプリの松本奈子がアナウンサーになっているといわれるように、フレキャンの名前を背負っていきたいです。
◆坊迫咲藍さん
「ここまで応援してくださった皆さん、ありがとうございます。将来の夢はこれから素敵な経験を積みながら見つけていけたらと思います。スポーツ好きが高じてスポーツ学部に在籍していることもあり、スポーツに携わるお仕事に就きたいです」と、希望に溢れる視線を記者に投げかけ「憧れは小松菜奈さんのような透明感溢れる女性です」と、賞に相応しい美の輝きを期待させた。
審査期間中に一番印象に残っている出来事はありますか?
高校の部活の後輩から毎日投票したという報告や、部活に顔を出すと「忙しいのにありとうございます!」「大学でも頑張ってね」という声がけもあり、生の声にたくさん励まされました。
フレキャンの経験をどう活かしていきたいですか?
配信で笑顔を褒めていただくことが多かったので、笑顔を大切にしながら今アルバイトをしているスターバックスでの接客でも笑顔を広げていきたいです。
審査員特別賞は、白百合女子大学人間総合学部1年の堺理沙(さかい りさ)さん、学習院大学経済学部1年の榎本ゆいな(えのもと ゆいな)さん、共立女子大学ビジネス学部1年の高村栞里(たかむら しおり)さんの3名が受賞した。(左から:堺理沙、榎本ゆいな、松本奈子、有賀怜香、坊迫咲藍、高村栞里)
<Pick Up!!>
◆学習院大学・榎本ゆいなさん(審査員特別賞)
既に芸能活動をされていますが、出場しようと思ったきっかけを教えてください。
事務所に出場を勧められ、オールマイティに活躍したいという目標に近づけるのではないかと思い、出場を決めました。
フレキャンに出てみて自身の変化はありましたか?
今までいた世界がいかに狭かったのかということに気がつきました。自己アピール力の面でも成長することができました。
今後、フレキャンの経験をどうしていきたいですか?
ファンの方が増えて、人に見られる意識ができるようになったので、普段の生活でも人の目に留まれる人でいられるよう、これからも努力していきます。
◆東京大学・鄭悠亜さん(てい ゆうあ)
フレキャンに出場したきっかけはなんですか?
高校まで女子校で偏った世界にいたので、自分を否定する人もいなくてすごく楽に過ごしてきたのですが、大学から共学になって世界が広がり、一歩踏み出してみようと思いました。
審査期間を通して成長できたことはなんですか?
もともと見栄っ張りで自分が得意なことしか全面に出すことができなかったのですが、配信を通して苦手な歌を披露したり、殻を破ることができました。
弁護士を目指しているとのことですが、この経験をどう繋げていきたいですか?
フレキャン期間中のタイトなスケジュールを乗り越えることができたので、大抵のことはなんとかなるという精神で頑張っていきたいです!
◆慶應義塾大学・矢花優奈(やばな ゆうな)さん
審査期間中、他の出場者とはどのような関係性でしたか?
審査期間はやはりライバル同士なので意識してしまうものではあるけれど、審査が一段落するとお疲れ様と声を掛け合ったり、誰かが辛そうにしている時には寄り添ったりと切磋琢磨しながら取り組んできました。
当日のリハーサルの様子を教えてください。
学生の方が主導となって行われているイベントなので、スタッフさんがすごく親しみやすかったです。
授賞式を終えて、控え室の雰囲気どうですか?
やっぱりみんなグランプリを目標にしてきていたので、悔しさで涙する子もいましたが、今は和気藹々と記念写真撮影をして和やかな雰囲気です。
<取材担当・高村優奈の視点>
大学1年生のまさにフレッシュな20名ながら、大人顔負けの自分の軸をしっかりと持ち、その真っ直ぐな視線からは将来に対する期待が感じられた。大志を抱く人は多くいる中で、どれほどの人が夢を実現するために一歩踏み出すことができるだろうか。近年、ミスコンに対する批判的な意見も散見されるが、挑戦した彼女たちにとってミスコンが将来の幅を広げるための一つの成長ステージであったことを忘れてはならない。そして彼女たちの裏側では、惜しくもファイナルステージに上がることができなかった何百人もの挑戦者がいたことも。たくさんの葛藤と苦難を乗り越えてきた彼女たちが今後どのような道を歩んでいくのか、注目していきたい。
◆◆◆FRESH CAMPUS CONTESTとは◆◆◆
全国の大学新入生を対象としたコンテスト。2010年の初開催から数多くのアナウンサーやタレント・モデルなどを輩出している。
公式サイト:https://www.frecam.jp
【FRESH CAMPUS CONTEST受賞者一覧】
▼グランプリ 明治大学・有賀怜香
▼準グランプリ 関西学院大学・松本奈子、武庫川女子大学・坊迫咲藍
▼審査員特別賞 白百合女子大学・堺理沙、学習院大学・榎本ゆいな、共立女子大学・高村栞里
▼I’M MEME賞 明海大学・柿﨑琉花
▼10tune.賞 法政大学・馬場菜緒
▼MASCODE賞 上智大学・野口華音
▼JMSolution賞 K大学・藤嶌梨乃
▼CHOOSY賞 東京大学・鄭悠亜
▼Bellcida賞 学習院大学・木戸結菜
▼Kaja賞 慶應義塾大学・長谷川莉来
▼RISM賞 慶應義塾大学・矢花優奈
▼クレーム・オ・ブール賞 白百合女子大学・立花蘭
▼Now me.by RUNWAY channel賞 学習院大学・榎本ゆいな
▼MISCOLLE賞 武庫川女子大学・坊迫咲藍
▼リゼクリニック賞 明治大学・有賀怜香
▼mysta賞 武庫川女子大学・坊迫咲藍
▼SHOWROOM賞 明治大学・有賀怜香
▼モデルプレス賞 日本大学・川村凜
▼CanCam賞 関西学院大学・小谷川莉乃
▼テレビ朝日アスク賞 明治大学・有賀怜香