【特別企画】「デスノート THE MUSICAL」に出演! 吉柳咲良のスペシャルインタビュー公開!

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2020年1月に公開される「デスノートTHE MUSICAL」で、夜神月(キラ)に心酔するヒロイン、弥海砂(あまねみさ)役を演じる吉柳咲良ちゃんに特別インタビューを敢行。撮り下ろしカットと合わせてお届けします。

-今回は漫画、実写映画、そしてミュージカルになった作品です。今、稽古中だと思いますが、ミュージカルだからこそ、意識していることはありますか?
吉柳:ミュージカルは歌が入ってくるので、セリフよりも感情を爆発させる所がすごく分かりやすいです。歌詞がセリフでなきゃいけないし、セリフが歌詞になっている。そこに音楽に付くから、弥海砂の感情がもっとお客さんに伝わるし、舞台は肌で感じることが出来るじゃないですか。だからこそ、自分が思っている以上、この歌詞の部分では溜めておいて最後に爆発させなきゃいけないとか。私に出来ない部分はたくさん聞いて、声の出し方や「ここはこう歌ってみて」とか、ものすごく研究していかなきゃいけないなと思います。

-吉柳さんにとっての「弥海砂」とは?
吉柳:弥海砂は、自分と正反対の性格をした女の子で「似ている部分は?」と聞かれるとあまりないんです。海砂って不思議で、ものすごく真っ直ぐ、痛いほどピュアな子なんです。はたからは「その愛は曲がってるよ」「歪んでるよ」と見えるのに、海砂のすべてを知ってしまうと、「どんっ」と真っ直ぐな愛が伝わってくるから、演じていて「死神 レム」のような気持ちになります(笑)。

-弥海砂は演じながらも、「死神 レム」の気持ちになっている?
吉柳:「レムのような気持ちになる」というのが一番の目標ですね。「なぜ、この子はこんなにキラを守りたいんだろう」って。だって自分が死ぬかもしれない、裏切られるかもしれないし、捕まるかもしれない。なのに「何でここまで思えるの?」というくらい、キラに対する愛が強すぎる。だからこそ、見ている側は苦しくなるし、海砂を応援したくなる。庇いたくなるし、助けたくなっちゃう。

-一番軸に置いている部分はどの部分になりますか?
吉柳:キラの存在です。やっぱりどの曲にもキラに対する思いを歌っている曲が多く、最初にアイドルとしてのミサミサが歌うナンバーがあるんですけど「この歌は初めてみんなの前で歌うんだけど大好きなヒーローに今回捧げます」と言ったあとに、真顔になって「キラに」って言うんですよ。そこから最後まで、月(ライト)がキラだって分かってから、関係性はものすごく変わるんですけど、キラに対する思いっていうのはずっと変わらないし、会ってから強くなっていくばかり。だから、「キラの存在」を軸に置いて、ミサミサという存在だったり、弥海砂の存在だったりが出てくると面白いなという風に思います。

-弥海砂とミサミサ、それぞれの演じ分けがあるんですね。
吉柳:私は、アイドル「ミサミサ」という存在と「弥海砂」は別人格だと思っています。ファンのみんなの前で「ありがとう、ありがとう」と言って、ファンの方々が大好きなミサミサ。キラに対する思い、自分の命をかけられる海砂は、真っ直ぐで素敵なんだけど「やりすぎだよ」「自分のことをもうちょっと大切にして」って思っちゃうような子。そこを上手く表現するために苦労しています。ミサミサのアイドル部分も頑張りたいし、もっとこれ以上にみんなにかわいいと思わせるのが第一印象ではありたい。ですけど、二幕からそのキャラがガラっと変わると「おぉ!」となると思うので、その違いを出せるように頑張りたいと思います。

-ありがとうございます。本番を迎えるにあたって、当日、現場に入った時に一番最初にすることは何ですか?
吉柳:絶対緊張してる(笑)。目に見えて分かる気がします。今まで自分がやってきたことを自信にしなきゃいけないのに、一瞬不安になるんだと思います。以前3年間、舞台「ピーターパン」をやっているんですけど、毎公演緊張してました。来てくださるお客さんが毎回違うということもあるんですけど、根本的に「セリフを忘れないか、曲を忘れないか、ここでこう動くのを忘れないかどうか、毎回完璧に出し切れるかどうか」とか、不安になってしまう部分はいつになっても消えないので、初日はどうなってるかなぁ。

-逆に公演が終わったあと、必ずこれをしてリフレッシュする、ということは?
吉柳:音楽を聴く。絶対にこれは毎日です、もう。何があっても毎日音楽は聴きます。聴いていないと安心しないんですよね。最近だと、「DEATH NOTE」の曲が多いかもしれないです(笑)。自分の稽古を見返したり、他の方が歌っている曲を録音しておいて聴いたりします。

-もしも実際に、デスノートを見つけたら、自分はどうすると思いますか?(笑)
吉柳:まず拾うと思います。これが本物なら死神が出てくるだろうから見えるのを待つ、多分(笑)。死神が見えた上で、これが本物だっていうことを認識したら、本当に原作と同じものかとか、全部聞くんだろうなと思います。初っ端はびっくりすると思うんですけど。多分、冷静になれると思います。実際に名前は書けないと思うんですけど、死神の目は欲しいです(笑)。死神といっても、レムに出会えたらいいですね。

-なるほど。最後に、今後の女優さんとしての目標を教えてください。
吉柳:どのジャンルでもお仕事をいただけることがすべてで、ジャンル問わず役によってガラッと変わりたい、豹変できれば一番かっこいいと思っています。どの役でも見かけるんだけど、同じ人だと思えないというのが一番の大きな目標です。そのためにはいろんな方がやってる演技を見て勉強しなきゃいけない。今回の「DEATH NOTE」も再々演なんですけど、前回とはまた別物、同じ役だけどやる人が変わると違うと思うので。アニメ、ドラマ…全員違うと思う。全部、同じキャラクターだけど、全部違う。見せ方も全然違うだろうし、だからこそ、そういうところを見てたくさん勉強できたら、見ていて楽しいと思うし、私の役の幅も広がると思います。ものすごく幅広い役をやりたいなっていうのが一番大きな目標です。

吉柳咲良ちゃんが出演する「デスノート THE MUSICAL」は、2020年1月・東京建物BrilliaHALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演!

PROFILE
きりゅう さくら
2004年4月22日生まれ 栃木県出身 身長153cm 靴のサイズ23.5cm ホリプロ所属 映画「天気の子」ヒロイン天野陽菜の弟 凪役で声の出演。ミュージカル「ピーターパン」主演ピーターパン役(2017年から10代目ピーターパンとして出演)、映画『初恋ロスタイム』ヒロイン篠宮時音役。

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