「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER」(以下TGC)が2月28日、オンラインにて開催。国として推進する「日本博」プロジェクトとのコラボステージには、世界中から注目を集める8人組ロックバンド・和楽器バンドが登場した。
まずは、ベース・亜沙さんが楽曲制作した「吉原ラメント」を披露。曲の冒頭、蜷川べにさんの演奏する軽やかな津軽三味線の音が響き渡り、静かな会場を一気に「和」の空気で包み込んだ。
続いて、ボーカル・鈴華ゆう子さんの「TGCをご覧のみなさん、まだまだ盛り上がっていきましょう!」の掛け声に合わせて、人気曲「千本桜」がスタート。そして、演奏に合わせて色とりどりの着物を身にまとったゲストやモデルが登場。
お笑いコンビ「ラランド」や紺野彩夏さん、利水つばささん、嵐莉菜さん、Mattさんが、トルコ共和国やインドといった国をイメージした着物に身を包んでランウェイを歩き、ひときわ上品なステージを創り上げた。
配信の視聴者からは「和楽器かっこいい!」「生歌に合わせてランウェイとかすごい!」といった声が寄せられた。
◆トークコーナー
曲の演奏後のトークコーナーで、TGCのステージはどうだったかMCに訊かれると、鈴華さんは「和楽器バンドと日本博のコンセプトに共通するものがあり、こういったコラボレーションをするのは初めてだったけれどとにかく楽しかった。まだまだ歌っていたかった」と清々しい表情で話した。
次に、箏(こと)の話題になると、箏・いぶくろ聖志さんは「伝統楽器は未来に残っていくからこそ伝統。今まで培われてきた技術と、今の時代ならではのアイデアに富んだ、斬新な着物と舞台でコラボできて楽しかった」とにこやかに語った。
笑顔で語るいぶくろ聖志さんの姿に思わず、MCのEXITの二人も「爽やかだなぁ」とため息。「いぶくろ感ないですね。どちらかと言うとニシダ(ラランド)の方がいぶくろ感ある」と話したりんたろー。に、ニシダが「誰がいぶくろかて!」と突っ込み、笑いを誘う場面も。
和楽器と着物が共演するという古風でありながらも斬新なステージは、和やかな空気に包まれて締めくくられた。
「和楽器バンド」は、詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた新感覚ロックエンターテインメントバンド。2014年のデビュー以降、その活躍は日本国内にとどまらず、北米単独ツアーやグラミー賞アーティストとの共演を果たすなど、世界中から注目を集めている。
【メンバー】
ボーカル・鈴華ゆう子
箏・いぶくろ聖志
尺八・神永大輔
津軽三味線・蜷川べに
和太鼓・黒流
ギター&ボーカル・町屋
ベース・亜沙
ドラム・山葵
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(取材・文/渡邉結衣)