HKT48の19枚目シングル『半袖天使』が2025年7月23日(水)に発売! 今作では、2016年7月に加入以来、約9年を経て、中心メンバーへと成長した4期生・地頭江音々が初のセンターポジションを務める。また、2013年3期生としてHKT48に加入した山内祐奈が悲願の初選抜、大分県出身・14歳の猪原絆愛も初選抜メンバーに抜擢された。
今回、CMNOW WEBではセンターを務める地頭江音々、5作連続の選抜入りを果たした市村愛里、3作連続の選抜入りとなった梁瀬鈴雅の3名を撮り下ろし&インタビュー。
―まずは今回の新曲「半袖天使」を聞いた時、みなさんの印象はいかがでしたか?
地頭江 曲調や歌詞を知る前にセンターになることを知って、どういう曲が来るか、人一倍気になっていました。歌詞が来た時に、私はもうすぐ25歳になるんですけど、まさかの制服の天使とは(笑)。「制服!? 天使!?」と、どちらも自分のイメージとは結びつけられずに、大丈夫かなと心配していました。
ただ、曲を聞いてみると歌詞自体はすごくフレッシュな学生の曲ではあるんですけど、落ちサビでは今までのHKT48の明るく、元気いっぱいでという曲より、夏の夕暮れ時のようなちょっと大人っぽさがあり、私をセンターにしていただいた意味がそこにあるのかなと感じました。
市村 HKT48らしい明るい曲調で、歌詞もキュートという言葉が入っていてかわいく、聞きやすい、覚えやすい曲調だなと思いました。私自身すぐに覚えることができて、口遊みたくなるようなかわいらしい曲で嬉しいです。ただかわいいだけではなく、爽やかさとかダイナミックさも兼ね揃えた楽曲だったので、踊るのもとても楽しみでした。
梁瀬 今回、選抜に入って3作目のシングルになるんですけど「THE HKT48」というか。こんなにかわいい曲が初めてなんです。THE アイドルという感じの曲で活動できることがすごく嬉しいです。でも、そこから歌詞を読んでいって、恋愛の曲、恋にときめく話ということでとても表現の難しい曲だなと思って、気合いを入れて頑張りたいと思いました。全体的に難しいんですけど「半袖の天使、振り向く君がキュート過ぎる」という、「ただ君を可愛い」と思う感情、ストーリーだけで動かないといけない。私はこれまでも、特にメッセージ性が強い楽曲に参加していて、得意だと思っているので、そのかわいいという一部分を突き詰めたストーリーに表情を乗せて、ファンの方にときめきをお届けできればと思っています。
―地頭江さんは加入9年目で初のセンターポジションとなりました。
地頭江 私たち4期性が加入して最初の選抜発表は、コンサート内でメンバーも誰もなにも知らない中での発表という、48グループらしい発表だったんです。ただ、ここ数年はコロナ禍だったこともあり、選抜発表が個別での連絡でした。先輩が言うには6枚目シングル「しぇからしか!」ぶりに、全員が集められての選抜発表とセンター発表で…。今までは発表後、メンバーと会うまでに「選抜に入った」「入れなかった」「ここからどうしていこう」という気持ちを1人で整理する時間があったんです。ですので、今回は自分のことより周りのことのほうが心配でした。そういった感情を同じタイミングで、同じ空間で受け止めて、今まで感じたことのない空気で選抜発表された後、誰も口を開けなくて…。この場をどうすればいいのかずっと考えていたんですけど、最終的にチームHのキャプテンの(豊永)阿紀ちゃんが口を開いてくれて、「14周年も今回の選抜にもいろんな思いはあると思うけどHKT48のメンバー全員でやることだからみんなで頑張ろう」と言ってくれて。それでハッとしたというか、我に返りました。発表の瞬間はなにを考えていたのか、思考を巡らせすぎて記憶がないような感じでした。
―市村さん、梁瀬さんはいかがでしたか?
市村 以前、「しぇからしか!」の選抜発表の映像を見たことがあって「正直やりたくないな…」と思っていたり(笑)。他のグループでも選抜発表されている映像を見たりしていたんですが、実際そういう場を初めて経験して、何てすごいことをしているんだろうって。こんなに空気って張り詰めているんだと思いました。選抜に選ばれると素直に嬉しいっていう気持ちは皆あると思うんですけど、入れなかったメンバーの表情や感情は、文面だけだとわからない部分が多いので、同じ場所で選抜発表を受けたからこそ、入れなかったメンバーの気持ちも、選抜メンバーは責任と覚悟を持って頑張らないといけないだなとあらためて感じることができました。
梁瀬 「全メンバーを集めます」と言われたときから、どこかシングル発表じゃないかっていう気持ちはあって、私も9割くらいは選抜発表だろうなと思っていました。そこから1週間くらい、夜寝る度に涙が止まらなくて不安な毎日を過ごしている中での選抜発表だったので、名前が呼ばれたときは安心感でいっぱいでした。ただその後の沈黙の時間や泣き始めるメンバーも隣にいて、ようやく安心していられない、やっぱり悔しい思いをしているメンバーの分まで頑張らないといけないし、そのメンバーに「やっぱり自分が入った方が良かった」と思ってしまわせないよう、頑張らないといけないと改めて気を引き締めました。
―ありがとうございます。MVの撮影撮影現場でのエピソードはいかがですか?
地頭江 ストーリー的には、私が初めてのセンターで不安を抱えていて1人ぼっちでいるところに前作センターの2人が寄り添ってくれて、「大丈夫だよ、みんなで楽しんでやろう」と私を連れ出してくれるんです。バスに乗ったら全員いて、みんなが私のことを遊園地に連れて行ってくれて…そこからの撮影はもう修学旅行みたいでした (笑)。私は結構かっこつけたがりなのであまり弱音とかを吐いたり、顔に出したりしたくないタイプなのですが、それでもこうやってみんが寄り添ってくれるんだと実感できたし、颯(石橋颯)とくるたん(竹本くるみ)が連れ出してくれたシーン以外は本当にただ遊んで中高生たちと一緒にジェットコースターに乗ったり、メリーゴーラウンドに乗ったり、HKT48のただの素の笑顔だったと思います。楽屋でワイワイ話しているいつもの私たちが丸々写っているようなMVです。
―修学旅行感ありますよね。
地頭江 本当にそうですよね!渋井ちゃんは特に元気いっぱいなんですよ。その日は雨が降っていたので、足元がぬかるんでいるし、滑るわけですよ。そんなの関係なく飛び跳ねるので、学生生活を思い出して楽しかったです。
市村 天気が悪く、霧でアトラクションが見えないというのが人生で初めてでした。雨も降っていたので、空中ブランコに乗ったんですけど上から水がシャワーのように降ってきて(笑)。スタッフさんが屋根みたいなものまでつけてくださっていて、それに助けられながら乗ったんですが、「リップシンクしてください」というオーダーには水もかかったりでうまく応えられず…(笑)。でもセルカ棒で360度カメラを使ってみんなで撮り合ったり、初めての経験もできて楽しかったです。唯一MVっぽいシーンがダンスシーン。ただダンスを撮る時、太陽待ちでなかなか太陽がでなかったり…
地頭江 後ろで空中ブランコを回していたんですけど、太陽がでたら空中ブランコがちょうど止まるタイミングだったり…
市村 空中ブランコもすぐには動かせないのでそのタイミングが大変で、MV撮影の大変さを感じました(笑)。
梁瀬 本当に素のHKT48です。メンバー同士の方が素の表情を撮れるということでメンバー同士で撮り合って。ご飯を食べさせあったり、道を歩くだけでふざけちゃう映像を撮ったり、私たちの良さが全面に出たMVだと思いました。私はコーヒーカップに乗ってリップシンクをしたんですけど…
市村 もう面白い(笑)。
梁瀬 リップシンクをしたいからゆっくり回そうと思っていたんですけど、阿紀さんが三半規管が強いらしく、私とえぐっちゃん(江口心々華)は三半規管が弱いので、リップシンクを始める前からぶん回し始めて…(笑)。しかも、ぶん回し過ぎて髪の毛が顔にかかって4回くらい撮り直しになって。楽しかったですけど、私とえぐっちゃんはへとへとでした(笑)。
地頭江 阿紀ちゃんはその後私のところに来て、メリーゴーランド3周くらいしていました(笑)。本当に三半規管強いです。
―三半規管が強いというのは中々表に出ない情報ですね。きっと場の空気を作ってくれていたんですね。
地頭江 キャプテン心があったのかも。
市村 いや、本当にただ楽しんでいたのかも(笑)
―7月23日のリリースということで世間は夏休みに入ります。夏休みにしたいことはありますか?
市村 花火大会に行きたいです。小さい頃や学生の頃は地元の花火大会に行ったりもしたんですが、福岡に住んで7年目でまだ福岡の花火大会に行ったことがないんです。年々暑くなるし、コロナ禍も挟んだので中々行けてないんですけど、テレビで花火特集を見るととてもときめきを感じちゃいます! 今年こそは実際に足を運んで浴衣も着たいです!
地頭江 今年こそ、水着を買いたいんです!
市村・梁瀬 お〜!!
地頭江 私は本当に夏が苦手なんです。暑いのが苦手。中学生ごろから、ほとんど夏休みに外に出た記憶が無いんです。
市村・梁瀬 えー!?
地頭江 必要最低限しか外にでた記憶が無いんですよ。プールも行かないし、海も好きじゃないし。夏の風物詩的なお祭りや、アイドルになってからのフェスは好きなんですけど、海や虫取りなどのTHE 夏の遊びが得意じゃないので、考えてみたら人生で本当に今時っぽい水着や浴衣を買ってお出かけしたこと無いなと思って。どうせ海も行かないので水着も買ったことないんです。それって人生で勿体ないし、今が一番若いのに!! と、最近ハッとして。もう四半世紀生きたので…
―四半世紀(笑)。
地頭江 今年こそ1回でも外にお出かけしようっていう目的で(笑)。そういう意味で水着や浴衣を買って予定を作れる夏にしたいと思います。
―買って終わらないためにも強力な助っ人が必要かもしれませんね。
地頭江 友達作るところから(笑)。
市村 夏終わっちゃうよ!
梁瀬 私は逆に海が大好きで海に行くために沖縄にいくようにしています! 今年の夏も行きたいと思っているんですが、海が大好きすぎて朝昼晩、海に入るので水着を3着持って行くんです。
地頭江・市村 えー!
市村 貰ったら!?
―最近の福岡のおすすめはありますか?
地頭江 めちゃくちゃ個人的なんですけど、福岡のプロバスケットチームで、ライジングゼファー福岡というチームです。
市村・梁瀬 おいおいおい!(笑)。
地頭江 もともと体育でしかバスケットボールを触っていないんですが、私はラジオがきっかけでバスケットボールのルールを知ったんです。それで去年から見始めたんですけどすっかりドハマりしてしまいました。スポーツを観ること自体も経験がなかったんですけど、時間があれば見に行くくらいハマってしまったんです。しかも今年は西地区で優勝して、でもB1リーグ昇格は叶わなくて…。観戦歴たった半年の素人の私を魅了してしまうほどの熱気を感じてしまいました。しかも、選手の皆さんが上のリーグに上がりたいということより、まずは福岡を盛り上げたい、福岡と一緒に成長していきたいという信念があって、その思いがHKT48と通ずる部分があり、感銘を受けました。私たちももっとそういう風に行動しないといけないなと感じたので、福岡在住ではない皆さんにも是非観に行ってほしいですね。
市村 私は福岡ソフトバンクホークスが好きで、福岡に来てからずっと応援しています。特に今年は、去年日本一を逃して、今年はけが人も増えてしまって最下位から始まっていたので、特に応援に熱が入っています。今シーズン、もう7回くらいドームに足を運んで、先日は人生で初めてコカ・コーラシートに座ることができました。ヘルメットを着用して観戦するんですが、隣の隣の席の人にライナーが飛んで来てキャッチされていたんですよ! 震えるくらい迫力があって良かったです。ちなみに、隣に私たちのHKT48劇場があるので、公演の後に行ったりもするくらいハマっています。福岡に来た時は野球観戦をして、HKT48劇場に来てほしいなって思います(笑)。
梁瀬 私は福岡に移住して3年経ってもグルメ熱が冷めていません! どこのご飯屋さんも美味しすぎ! 今でも週1でもつ鍋に行ったり、海鮮も鳥刺しもスーパーにあって「日本ですか、ここ!?」って(笑)。色々な福岡のグルメを食べている気がしますし、友達が福岡に来るときにはいろいろなグルメをオススメしています。福岡のご飯が美味しいのは有名だと思うんですけど有名どころじゃなくてふらっと入ったお店でこそ、凄さを体感してほしいと思います。今気に入っているのは博多一双という豚骨ラーメンです。「豚骨カプチーノ」と言われるスープが新しくて、めっちゃ並んでいるんですけど、並んでまでも食べたいです。
―ありがとうございました。最後に地頭江さん、「半袖天使」についてファンの皆さんに向けたコメントをお願いします。
地頭江 久しぶりの夏曲ということで、HKT48は夏や夏曲との相性がいいと思っているので、今年の夏はこの曲で挑んでいきたいと思います! 夏の終わりにこの曲を聞いた時に「この夏、この曲といっぱい思い出ができたな」と思える夏にしたいです! 19枚目シングルもよろしくお願いいたします!