12thシングル「傷つくことが青春だ」を発売中のSTU48。楽曲に加え、夏の思い出も語る。

STU48が12thシングル「傷つくことが青春だ」を発売。高雄さやかが初のセンターを務める新曲について、石田千穂、久留島優果、曽川咲葵、高雄さやか、中村舞の5人に話を聞いてみた。

──まずは12thシングル「傷つくことが青春だ」について教えてください。

高雄　この曲はすごく爽やかで疾走感があって、STU48っぽい楽曲だなと歌うたびに思います。聞けば聞くほど好きになるし、頭や心に残る。そんな曲だなと、ここまで色々な場所で披露してきて思いました。

曽川　ツアーでも披露してるんですけど、セトリの1曲目になっているので、ツアーに対する緊張もあるんですけど、「傷つくことが青春だ」は繊細なキラキラ音から始まるので、緊張感が最初からすごいです（笑）。すごく漂う曲だなと感じる一方で、さーやんさんが言ったように爽やかさも詰まっています。最後にもこう…余韻が残る感じで終わるので、緊張感がより強い曲だなぁと感じています。

石田　この曲を最初に聞いた時「めちゃくちゃ綺麗なイントロだなぁ」と思いました。曲調のテンポも速くて好きなんですけど、歌詞は今までのSTU48らしくメッセージ性があり、とても好きな曲です。

中村　歌詞がすごく自分に刺さって、大人になっても共感できるなと思いました。今、傷ついていたり悩んでいたりする青春真っ盛りの人にも、大人になった人たちにも刺さると思うので、ライブを観に来てくれた皆さんに、そういう共感やメッセージ性を届けたいなって思いながら歌ってます。

久留島　私も舞Qさんと同じように歌詞にすごく共感しています。「傷つくことが青春だ」という言葉がリアルタイムで自分に刺さるので、披露しながら感動しているし、ファンの方にもたくさん聞いてほしいなと思います。

──それぞれ自分のシーンの部分も含めてMVの見どころは？

高雄　全体的にストーリー性があって、この曲の世界観に入り込みやすいんじゃないかな。言葉ではなく、すべて表情で表現しているところが見どころだと思います。またダンスシーンも爽やかで、みんなきれいに踊っているので、そこもポイントです。

曽川　MVが 1つのドラマみたいになっていて好きです。特に間奏前の「傷つくことが青春だ」のタイトルとさーやんさんのびっくりした表情に「わあ！」となって、そこだけで鳥肌が立ちました。 STU48のMVの中でも新しく、素敵なシーンだなって思いました。

石田　今までのMVよりも、リップシーンが長く使われているなと思いました。1人1人のかわいい顔もいっぱい見てもらえる素敵なMVになってます。

中村　さっちーが言ってたシーンは私もすごく鳥肌が立ちました。曲のタイトルを最初や最後に出すのは分かるんですけど、曲中に出すことはあまり無いので、そのタイミングで出すんだとハッとしました。見てもらえれば、皆さんもそうなると思います。それから、このタイトルの回収の仕方が素敵だと感じました。センターのさーやんが傷ついて痛みを知り、また優しさも知って強くなっていくというストーリーにも注目してほしいです。

久留島　演技をするシーンが多かったので、メンバーの表情がしっかり映っていて、普段あまり見たことのないメンバー同士の絡みもあるところが好きです。ぜひたくさん見て、考察しながらストーリーを見てほしいです。

──ちなみに久留島さんが最近よくおしゃべりするようになったメンバーはいますか？

久留島　12枚目シングルが始まってから、さーやんさんもですし、舞Qさん、千穂さんともよくおしゃべりするようになりました。仲が深まって嬉しいです。さっちーともよく喋ります！（笑）ちょっかいかけちゃいます。

──今回センターを務める高雄さん、意気込みやセンターになってからの心境の変化や感じたことはありますか？

高雄　3年くらい（センターを）目標として公言してきて、後戻りできないというか、叶えないといけない夢としていたので、発表されたときは嬉しいという気持ちからでした。ですが、センターでいる期間が長くなるにつれて、だんだんグループのことも考えられるようになって。グループにいい風を吹かせられたらと思いますし、もっとグループを守っていかなきゃなっていう気持ちが強くなっていきました。

── センターとして意識していることは？

高雄　後輩も増えて、周りのメンバーを気にするようになりました。グループの雰囲気を良くしたいし、誰しも悩むことがあると思うので、気づいてあげられるようになったら良いなと思っています。今回の曲の世界観に、誰よりも入って表現できる、存在感を持ったセンターになりたいなと思いました。

──ありがとうございます。続いて、可愛らしい今回の衣装について、それぞれ自分の衣装のポイントを教えてください。

久留島　エメラルドグリーンのような緑の衣装が今までになかったので、STU48にとって新しいなと思います。メンバーによって種類が違っていて、私の着ている衣装の形だと、ネックレスや細かい髪飾りもこだわって作っていただいているのですごく大切な衣装です。

中村　今回の衣装はオサレカンパニーさんが生地から作ってくださいました。今回、戦後80年というタイミングで、平和アンバサダーに就任し、広島を含む瀬戸内で活動する私たちにとって、すごく大切なタイミングだと思っています。生地に平和の花言葉であるオリーブとデイジーの柄と、STU48のロゴも入れていただいたオリジナルの衣装なので、とても大切な衣装になりました。私には珍しく、肩が開いていて可愛いなと思いながら着てます。

石田　私はAKB48さんのオサレカンパニーさんの衣装を見てアイドルになりたいというと思った世代だったので、後輩の子たちにもオサレカンパニーさんの衣装を着てほしいと思っていたから、こうして作っていただけてめちゃくちゃ嬉しかったです。涙が出そうでした。

曽川　衣装はもちろんかわいいんですけど、ヘアアクセもすごい好きです。デイジーの花がついてたり、緑のチュールがついてたりして、みんな絵に描いた妖精みたいでかわいいです！

高雄　ライブの時、踊るとスカートが揺れて綺麗に見えるとファンの方に言ってもらえました。これからのライブなどでも、そういうスカートの揺れやフリルにも注目してもらえたらいいなと思いました。