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新たな事務所への所属が決まった女優・清宮レイ。これから歩む道とは。

2024年7月に乃木坂46を卒業後、女優として舞台などでの活動を続けていた清宮レイが、2025年11月に新たな事務所への所属を発表。これからどのような道を歩むのか、清宮レイに話を聞いてみた。

―今回あらためて事務所にご所属された経緯をお伺いさせてください。

 お芝居ができる環境に身を置きたかったんです。そんな中で、今の担当マネジャーさんとご縁があり、お話をしていくうちに所属が決まりました。共通の知り合いがいて、その方が引き合わせてくれたのもあります。

―清宮さんは乃木坂46を卒業後、舞台などで活動。9月には「劇、佐藤満春2025」に出演されました。

 佐藤さんとは一緒にお仕事をしたことがあり、ちょくちょくご縁があったんです。そんな時、すごくフラッと「この日とこの日、空いてる?」と声をかけていただき、出演が決まりました。即興劇ということもあり、「楽しくお芝居ができるよ」と誘われて、「じゃあ、お願いします!」という本当にフランクな感じで(笑)。

―今後も色々な舞台に挑戦してみたい、という思いはありますか?

 そうですね。舞台は色々な劇団を観に行くのがとても好きなので、好きな劇団の方とご一緒する機会があればいいなと思っています。以前共演させてもらった役者の方やスタッフさん、みなさんすごく良くしてくださるので、また一緒にお芝居をやりたいと思っています。また、これまであまり映像のお仕事に取り組んでこれなかったので、映像作品にも挑戦していきたいんです。

―ありがとうございます。最近見た舞台で印象的だった舞台はありますか?

 ”大人計画”の『大パルコ人』の舞台は毎回観に行くのですが、松たか子さんと阿部サダヲさんが夫婦役だった今年の作品もまたすごく良くて…! 『大パルコ人』はキャリアのどこかでいつか挑戦してみたいと思っています。今回、黒崎煌代さんという私よりちょっと世代が上の俳優さんが出演されていて、とても素敵なお芝居でお芝居だし、役どころもおもしろいし、「いいなぁ」と思いながら観ています。

―舞台を観劇していると、目線的には舞台を楽しむよりも、演者側の気持ちが入ってきちゃいますか?

 半々ですね。お客さんとして見て、かつ客観的な視点もちゃんと持って思い返すこともあります。特に同世代の方を観るとやっぱり刺激をもらいますね。

―舞台、映像も含め、こういう役をやってみたいっていうのはありますか?

 私自身、今までの皆さんからの私自身へのイメージよりも、どちらかというと人間くさい性格をしていると思うんです(笑)。今泉力哉さんの作品が好きで、その中に出てくる女性がすごく人間くさくて面倒くさくて嫌なやつなんだけど、でも魅力があって…。そういう人間味がある生活感のある役をやってみたいと思っています。

―役を演じるときは、人間味があるほうがご自分に近いですか?それとも、逆にちょっと自分とはまた違ったイメージで、だからこそやってみたい気持ちになりますか?

 ニュートラルな状態でいると、人間くさい方だと思っています。あとは、まったく同情できないサイコパスな殺人鬼もやってみたいです。私がそういうイメージを持たれることもないので、そういう役もやっていて面白いなと感じます。「笑顔」「明るい」というイメージを持たれることが多いので、ギャップある役をやってみたいです。色々な台本を読みながら、自主練習するだけでもすごく楽しいんです。

―台本を覚えるのは早い方ですか?

 早い方だと思います。うろうろ歩きながら覚えますね。家で覚えるとしたら、そのシーンの分を当日の朝にガッと詰めます。その方が集中できるんです。本読みで作品全体を理解するために何度も読んでいるので、なんとなくずっと覚えつつ、その朝に正確な文末などを一気に覚えます。うりうりするには、座って覚えられないんです(笑)。お散歩しながら練習することも多いです。ナチュラルなお芝居が求められるような作品だったらこのトーンのまま話したいな、とか。あとはわざと人がいる場所に行って電話しているふりをしながらお芝居したりもしますね。ボイスレコーダーで相手役のセリフを録音しておいて、それに答える形で満足いくまでやります。

―お休みの時は何をしていますか?

 ずっと昔からお姉ちゃんと従姉妹とみんなで集まって、アメリカの“Thanks giving”っていう感謝祭という意味なんですけど、お家でご飯を作ってホームパーティーをしてりしています。

―ご家族含め、仲が良いんですね。

 仲が良いです。みんなでアメリカに旅行に行ったりもするので、その時は素の自分に戻れるというか、一緒にいてスイッチが切れる人たちだなと思います。

―お料理もされるんですか?

 はい。オーブンでキャセロールというを作ることも多いです。あとはクッキーを焼いたりします。

―料理でいうと、目分量でやる人と、きっちりやる人で分かれますが清宮さんはどちらですか?

 目分量ですね。だいたい味が違いますが、それもいいかなみたいな(笑)。だいたい何かしらの調味料が足りなくて。この間はぶり大根を作ったんですけど、みりんが足りなかったのでお酢で代用して、ちょっと甘酸っぱい感じで出来上がりましたが、それはそれですごくおいしかったです。今は一週間に2、3回は料理を作りますね。

―最近作ったけど、ちょっと失敗しちゃったなっていう料理はありますか?

 赤みそでおみそ汁を作ったんですけど、苦くてどうしようということはありました。赤みそがあんまり合わなかったのか、ちょっと入れる量が多かっのかな…。

―「埼玉県 魅力発信向上会議」にも出演中です。見てほしいポイントや伝えたいポイントを教えてください。 

 埼玉は地元なのでそこでお仕事をできたのが嬉しかったです。普段から仲良くしてくださっている方とのお仕事だったので普段の自分っぽく、すごく気が抜けた感じでした(笑)。色々なところにロケに行き、小旅行感があるものだったので、ゆるく見てもらいたいなと思っています。スタジオには男性ブランコの平井(まさあき)さん、マユリカの中谷(祐太)さんもいて、いいスパイスになっていると思います。

―まだ知らない埼玉県の場所などはありましたか?

 ありました。実際に住んでいると自分の住んでいる市以外に出ないので、ちゃんと観光として、埼玉県を知っていったら面白いなと思いました。埼玉県はとにかく広いですし、こんなにたくさん泊まるところもあるんだなと新鮮でした。

―一回目は酒造見学だったということで、お酒も飲まれていました。普段からお酒は飲まれますか?

 わりと好きで、普段から飲んでいます。お店で飲むときは、焼酎のソーダ割りが多いですね。ビールもたまに飲みます。割となんでも飲んでいるので、お料理に合わせて飲むのが好きなタイプです。雰囲気で、洋食の時は白ワイン、お肉の時は赤ワイン…とか、親もそういうタイプなのでその影響もあると思います。夕食の時間は長いですね、家族と喋りながら過ごしています。

―お出かけの際、常にカバンの中に入れているものや手離せないものなど。

 あんまりないです。なんならもう最小限で出たいです。ヘッドホンを首からかけて携帯を持って、お財布も置いていきます。お支払いは携帯で払うので、あと鍵、保湿リップをポッケに入れています。それを一回やり始めたら、めちゃくちゃ楽で、こんなに人間って身軽に生きるんだってとても感動しました。

―最後に、これからの目標や来年の抱負を教えてください。

 負けず嫌いなので、受けるオーディションは全部受かりたいと思っちゃいます。グループ時代は、お芝居などのオーディションの機会があまりなかったので、今その環境がすごく新鮮で、楽しいけど、めっちゃ悔しくて。それですごく悔しがっていたら、役者をしている方に「オーディションって必ず受かるものじゃないからね」と(笑)。 「1000人受けて1人。そのぐらいのものだよ」と言われたんですけど、それでも受かりたいし、今この状況が楽しいです。その日に出会った方々とお芝居して、「うわー、うまくいかない」とか思いながら、どうにか頑張る感じにテンションが上がります。

―うまくいかないことも今は楽しいですか?

 いや、うまくいかなかったらその日はすごい自分に怒ります。でも「今はこういうことをしたかったんだな」と思っています。家に帰って家族に吐き出すこともありますが、そこで「これはあなたも良くない」とか、ちゃんとしたフィードバックをもらってメモ。「次はこれを改善していこう」と整理しています。

PROFILE
​清宮レイ(せいみや・れい)
2003年8月1日生まれ 埼玉県出身 身長164cm
趣味・特技:アクション、飛行機に関すること全般、英語(TOEIC 915 点)
マシットスター所属
Web:https://www.mashtstar-inc.com/reiseimiya
Instagram:@seimiyarei_official

取材協力/千葉由知(ribelo visualworks)

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