僕が見たかった青空が、2025年3月19日に5thシングル「恋は倍速」を発売。リリースに先駆けて、安納蒼衣、金澤亜美、須永心海、西森杏弥、早﨑すずきに話を聞いてみた。
―5thシングル「恋は倍速」は、これまでの楽曲と異なるポイントや「僕青らしい」と感じる部分を教えてください。
金澤 強気な女の子の視点で、少し上から目線の歌詞があるのが、今までの楽曲との違いだと思います。MusicVideoではダンスに力を入れていて、カッコいい仕上がりになっているのも「僕青らしさ」が出ているポイントかなと思います。
須永 2番に八木仁愛ちゃんのラップパートがあって、それが「恋は倍速」の中でも印象的な部分になっていると思います。逆に「僕青らしい」のは、明るくキャッチーなテンポ感と一度聴いただけで耳に残る楽曲になっている点です。ライブで披露したらファンのみなさんと一緒に盛り上がれる曲だと思います。
早﨑 今までの僕青の恋ソングは片思いの切なさを描いたものが多かったんですけど、今回は「好きになってもらう側」の視点。いつもとは違う目線で面白いです。私のイメージでは、これまで「僕」が主人公の曲が多かったのですが、今回は女の子目線のかわいい歌詞があり、青春恋ソングらしさが詰まっていて僕青らしいと感じます。
安納 ちょっと被っちゃったんですけど、「僕青」の曲はこれまで一人称が「僕」だったのに対し、この曲は「私」なので、より等身大の自分たちで歌えている気がします。女の子の強気な歌詞と、ラップ口調の合いの手のギャップもいいなと感じました。「青春」「太陽を照りつけろ！」といった歌詞は、僕青らしいフレーズで、歌っていて楽しいです。
西森 2ndシングル以降、「恋」をテーマにしているのは変わらずで、そこは僕青らしいなと思います。青春に恋はつきものです。曲調は4thシングル「好きすぎてUp and down」に近いですが、ラップが入っていたり、勢いのある曲になっています。恋愛における「急がなきゃいけない」という気持ちと、彼に振り回される青春の心情が現れていて、3rdシングル以降、さまざまな恋愛のパターンを描いているのが面白いなと思います。
―金澤さんは、以前のインタビューで振り付けの完成を楽しみにしているとおっしゃっていましたが、今回もテンションが上がりましたか？
金澤 はい、テンション爆上げでした！ 昨日振り入れがあったので、髪を巻いていっちゃいました（笑）。
―今回も、それぞれのメンバーに合わせた衣装になっているそうですが、お気に入りのポイントは？
金澤 私は、この大きいリボンがついたブラウスがポイントです。ハーフツインにつける髪飾りも、前回はピンだったんですけど「リボンがいいです！」とお願いして、このリボンにしてもらいました。リボンが大好きなので、たくさん使われているのが嬉しいです。
須永 腕の部分にチケットの絵柄があって、5thシングルの期間に全国ツアーがあるので「成功しますように！」という想いが込められているんです。小さく「We are under the same sky」という文字も入っていて「私たちは同じ空の下にいる」という意味になっています。北海道や沖縄、世界中、遠くから応援してくださるファンの皆さんとも「同じ空の下でつながっているよ、私たちが会いに行くよ」という気持ちが込められていると思っていて、お気に入りです。
早﨑 私はブーツです！ 今回の衣装はブーツにこだわっていて、今までは全員ローファーでしたが、今回はそれぞれの骨格に合わせた靴を用意してもらいました。私はロングブーツです。私服ではあまり履かないのですが、似合っているよって言ってもらえたので嬉しいです。
安納 私はジャケットについているピンがポイントです。全員デザインが違っていて、蝶が飛んでいる子、お花がいっぱいの子、王冠がついている子など、それぞれ個性が出ています。あと、髪の毛につけるリボンがパールに変わったのもお気に入りです！
西森 帽子がポイントです。ライブでも見つけてもらいやすいと思います。他には、スカートの柄が青とグレーで、青空と雲を表しているのも僕青らしいなと思います。
―タイトルに「倍速」とあるので、1日が12時間になったら何をしますか？
西森 とにかく寝ます！ もう絶対に！ 私は食事よりも睡眠欲が強いので、12時間あっても足りないくらいです（笑）。
早﨑 私は食事が最優先、次に睡眠、3番目に遊ぶ時間なので…外出と片付けを諦めます（笑）。
安納 活動を2日に1回にします！ 1日は完全オフ、2日目に外出します。あと、着替えが遅いのでパジャマ制度をなくします（笑）。
金澤 私は今までと変わらず過ごします。寝て、ご飯を食べて、スマホを見る時間が少し減るくらいかな。
須永 一度に2つのことを同時進行します！ 料理しながら洗濯を回して、お風呂を沸かして、ドラマを観て、レンジでチンしている間にダンスの練習をして…。すべて詰め込みます！
―追い込みますね。
須永 追い込みたいですね。今やっていることを全部、12時間でやり切りたいです。寝る時間は短くても大丈夫です。寝ながら何かします（笑）。
―今回の歌詞の中で、一番共感できるワンフレーズを教えてください。お気に入り、ここ聴いてほしい、ここ伝えたい、でもOKです。
早﨑 共感できるところだと、「感情は瞬間的 一気に盛り上がるもの」は、私も感情が瞬時に変わるタイプなので共感できます。お気に入りの歌詞は、「あなたなら 付き合ってもいいかもなんて なんとなく思えて来た」です。これは素直じゃない感じがめっちゃかわいいなと思って。もう気になっているくせにこの上からを貫く感じがなんともかわいいポイントで、ずっと強気だけどここでツンデレのデレが少し出ている気がします。
金澤 私もお気に入りの歌詞は（早﨑）すずちゃんと一緒で、「あなたなら 付き合ってもいいかもなんて なんとなく思えて来た」です。理由も同じで、デレが出ていてかわいいと思います。共感だと「青春なんて儚いもの」で、これは曲調的にもリズム的にもすごい好きなところで、僕青らしいなとも思うし、確かに一瞬だもんなと思いながら聴いています。
須永 気に入っているフレーズは「太陽照りつけろ！Hurry up！」です。ここが、「太陽照りつけろ Hurry up」（実際に歌う）…え？
全員 （爆笑）
須永 こんな感じで歌うんですけど、ここでテンションが一気に上がるのでお気に入りポイントです。あとはカッコがいっぱいあるので、このカッコの部分をファンの皆さんにも一緒に歌っていただけたら嬉しいなと思っています。「青春なんて儚いもの」は、このワンフレーズを聴いただけで僕青の曲だなってわかる、僕青らしさが詰まった一文だなと思うのでここもお気に入りです。
安納 共感できるところは「その気持ち 素直になれよ 素晴らしさ」です。「素直になるっていいなー」って最近すごく思って。自分の気持ちに素直になるのは成長する上で大事だと思うことがたびたびあるので、共感する人が多いんじゃないかなと思う歌詞です。好きな歌詞は「We can’t stop」です。ここは振り付けもすごくキャッチーで、全員で「stop！」と止まるんですけど、振りビデオを見た時から一番印象に残ったし、倍速というタイトルだから「もう止まれない」の気持ちがかわいらしいなって感じるのですごく好きです。
西森 1サビの「ダブルスピード なぜかアグリーしていた 不思議な経験」、2サビの「新しい自分よ Ready？」とか、青春ならではの初々しい「恋するとこういう気持ちになるんだ」と、今まで気づかなかった新しい自分に出会うような、青春っぽい大人の恋愛とはまた違う感じの歌詞が際立っているなと思います。あとは「青春なんて儚いもの」も、恋をする青春はいいことばかりじゃない儚さもあるというのが「恋は倍速」の裏側の歌詞な感じがして印象的でした。
―MVのここを見てほしいというポイントは？
西森 映画館みたいな椅子に座っているシーンがあるんですけど、ただ踊るだけじゃなく、まわりの椅子や道具を使いながらMusic Videoが撮れるようになったのは、私たちも慣れてきたのかなと思ったり。映像だと簡単そうに見えるんですけど、椅子の距離感とか座るタイミング、座り方に苦労したので注目してほしいです。
安納 ステージで踊っているシーンのサイドや後ろにあるお花がすごく素敵です。薄い水色で、振り付けやそれまでのセットはちょっと強めなのに、そのお花で繊細さ、「青春なんて儚いもの」の儚さが表れているんだろうなと思ってとても好きです。
早﨑 お花のステージともう1つステージがあって、真っ青なお部屋で2サビをみんなで踊ったり、あとは（金澤）亜美ちゃんと2人で踊ったり。その場所はちょっと不思議な感じなので、注目していただきたいです。
須永 歌詞が間に合わないとのことで、次に撮るリップシーンの撮影からその場で八木仁愛ちゃんのフリーダンスに変わった場面があったんです。仁愛ちゃんはもともとフリーダンスに苦手意識があったんですけど、そんなことをまったく感じさせずに仁愛ちゃんらしい、僕青を代表するようなダンスをかっこよく踊ってくれたので、見どころだと思います。
金澤 みんながほとんど全部言ってくれたんですけど、（早﨑）すずちゃんと一緒にエレベーターに乗ったシーンの撮影がすごく楽しかったです。ドローンで撮っていただいたんですけど、1人の空間で撮影したのが不思議な感じでした。実際に映像を見て、2人が別々のエレベーターで一緒に上がっていくのが遠くから映っていて、新しい感じがしました。
―２曲連続でアップテンポの曲をリリースした感想は？
須永 「よし来たーーー！!」（立ち上がって叫ぶ）という感じです。ツアーがあるので、盛り上がる楽曲がきたらいいなと思っていました。イントロを聴いた瞬間に「よっしゃーーー！」ってなりました！
【僕が見たかった青空】
乃木坂46公式ライバルとして2023年6月に結成。応募総数35,678名の中からオーディションで選ばれた23名によるアイドルグループ。2023年末『第65回 輝く! 日本レコード大賞』新人賞を受賞。4thシングル「好きすぎてUp and down」は、Billboard JAPAN週間シングルセールスチャート “Top Singles Sales” を初週売上で記録。2025年3月19日に 5thシングル「恋は倍速」が発売決定し、3月22日からはグループ初となる全国6ヶ所を巡る全国ツアーが決定している
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