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あの”ダイヤモンドの盾”を獲得! はやたくに話を聞きに行ってみた!

YouTubeチャンネル登録者数は1,530万人越え(2024年7月末現在)、ついにあの”ダイヤモンドの盾”を授与されたはやたく、こと林 拓磨さん。日本だけでなく、海外からも注目されている彼に話を聞いてみた。

ーーあらためて、動画投稿を始めたきっかけを教えてください。

高校1年生の頃に動画投稿を始めたんですが、そのきっかけは「男子高生ミスターコン」。当時は勉強で長けているわけでもなく、運動で成績を残しているわけでもなく、親からも「何もできないね」と言われていて。親から何かで認めてもらいたい、という想いから応募を決めました。そこでSNS審査があって、リツイート数(※当時)の多い人が一次審査をクリアするルールだったので、アカウントを作るところから始め、投稿していました。最初は自撮りの仕方もわからない中で、かっこよく見せるために髪型をセットしたり、独学でメイクを学ぶことから始まりました。実は、男子高生ミスターコンに出た時に父親にめちゃくちゃ反対されたんです。今まで何も成し遂げられなかったのに、東京でオーディションを受けるなんて、勉強もやってないのに、と。東京に行く交通費は出さないと言われていたので、父親を説得しても無理だと思って「オーディションを辞退します」という謝罪動画を上げました。そうしたら、たまたま父親が動画を見て「そんなに本気なら受けろ」「ただ、受ける代わりに絶対結果を出してこい」と言ってくれて。そこからまた紆余曲折あったんですが、諦めなかったおかげで準グランプリを獲得できました。そこで出るのをやめていたら、なにも始めていなかったと思うので、挑戦して本当に良かったです。

ーーYouTubeはフォロワーが1,530万人という、すごい数字です。かつ、日本だけでなく海外の方にも観ていただいていると思うのですが、今のような展開にしていくきっかけはありましたか?

もともと全然予期していなくて、たまたま1つの動画がバズったんです。今まで通りの動画を上げていたつもりだったんですけど、コメント欄を見たら韓国語で埋め尽くされていて…。日本語に翻訳したら「服装が好み」「この子は何人なの?」みたいなコメントばかりでした。その時はスーツを着て、結婚式場で撮っていたんですけど、これが韓国ドラマのシチュエーションにありそうな雰囲気だったらしく、ちょっとお金持ちのような雰囲気でスタイル良く見えるように撮っていたのがウケたんです。そこで、これまでは日本の視聴者向けをメインで投稿していたんですが、韓国を視野に入れようと思い始めました。スーツを着て結婚式場で写真を撮って「ここ、俺ん家!」と投稿してみたり、乗馬体験をして「これ、俺の馬!」って投稿してみたり(笑)。韓国の方を引きつけられるようなコンテンツを投稿していました。

それから「もっと人口の多いアメリカを狙いに行ったらどうなるだろうか」と考え、アメリカでどんなコンテンツが流行っているのかリサーチしました。そうしたらオーバーリアクション、コメディ、ドッキリ系の動画がバズりやすいことがわかって。すぐにはバズらなかったんですが、3~4ヶ月経ったあたりで1つの動画がバズって、コメント欄に英語のコメントがバーってきていて、「キター!」となりました(笑)。その後も、「じゃあもっと人口の多いインドを攻めてみよう。インドと言えばカレーのイメージだけど、他にはどんな要素を使ったらいいのだろう」とリサーチしていたら、「インドは母親が子供に厳しい」という情報を得ました。その2つの要素で物語を作り始めたら、結構早い段階で伸びて…! 刺さらなかったコンテンツももちろんあるんですけど、逆にミャンマーでバズったりとか。とにかく数を打って、当たったものをシリーズ化していきました。

ーーかなりハイペースで動画投稿されていますが、ストーリーはどのように考えているのですか?

基本的にはオチとキャラ作りから始めます。オチがちゃんとあって、両極端のイメージのキャラクターを置くというのを軸で作っています。でもネタは尽きるので、日常的に面白いなと思ったら絶対にメモして忘れないようにしています。友達とショッピングに行っても、ネタ用の買い物をしちゃって、その後の予定に参加できなくなることもありました(笑)。

ーー生活の一つ一つをコンテンツに結びつけるように意識しているんですね。

そうですね。アメリカでオーバーリアクションがバズるという話をしたと思うのですが、初めましての方に会った時も、表情が豊かな方とかですと、「今度一緒に動画撮りませんか?」ってキャスティングしちゃうこともあります(笑)。

ーーカードボードを使う動画シリーズはを始めた経緯は?

もともとおもちゃを使った人形劇をしたりしていて、僕の動画の中でも一番伸びている動画だったんです。コメント欄でかなり評判で良くて、「そのおもちゃどこで売ってるの?」「そのおもちゃ欲しい」とインドやインドネシアの子どもたちがたくさんコメントしてくれたんです。だったらその子たちでも真似できるおもちゃを作ったら喜んでくれるんじゃないかと思って、ダンボールを使っておもちゃを作り始めました。そうすると、次の日に子どもたちがおもちゃを真似して動画を撮ってくれて。誰でも真似できるおもちゃを作ることができた喜びを感じつつ、バズることができ、それがきっかけで始めました。

ーー最近、YouTubeの運営から”ダイヤモンドの盾”が届いたそうですね。

そうなんです。実物もすごく重いんですが、別の意味でも重みを感じましたね。僕は海外に向けて発信しているんですが、視聴者に直接会っているわけではないので、数字だけが伸びていく状況があまり自分でも信じられていなかったんですね。でも、盾が来たときに「HIKAKINさんも持っていたやつが家にある⋯!」と実感が湧きました。届いた日は「絶対良い夢が見られる」と思って枕の下に置いて寝ました(笑)。

ーーちなみにどんな夢を…?

なにかに追いかけられる夢を見ました(笑)。しかも起きたら、盾が少し傷ついていて。もう二度と枕の下には置かないと誓って、安全な場所に保管しました。

ーーここでCMNOWの定番質問、出てみたいCMを教えてください。

よくASMRの動画を上げていて、ダンボールで食べ物を再現して食べているように見せかけているんですけど、それのおかげで食べ物を食べるのが上手になったんです。口を大きく開けて、音がしっかり出る食べ物と言えば、ハンバーガー! ということで、ハンバーガーのCMに出たいです! 誰よりもおいしそうに食べられると思います。

ーー最後に、今後の目標を教えてください。

世界のどの国でも、ノンバーバルで伝わるミュージカルのような物語、ショート動画を展開していきたいです。そして日本の方でも楽しんでいただけるコンテンツ作りにも励んでいきたいですし、数字としても5,000万登録者を目指しています。TikTokがもうすぐフォロワー1,000万人なので、ここを頑張っていきたいですね。
そして、これから日本でもタレント活動を通して、いろいろなメディアに出させていただけたらいいなと思っています。僕はお芝居もすごく好きで興味があって、動画自体もお芝居に近い動画、1人で3役、多い時は4役やっているので、ドラマや映画の芝居とはまた違うとは思うんですけども、役者もやってみたいと思っています。他にも、GJプロジェクトというのも始動しています。海外に向けて発信しているクリエイターや、いろいろな分野の方々が集まって、世界、そして日本で活躍していくというプロジェクトで、新しく始める方も今既に海外に向けて活躍されている方も一緒にやっていこうとしています。

PROFILE
林 拓磨(はやたく)
2000年4月3日生まれ 愛知県出身
SNS総フォロワー数2,500万人/稲沢市観光PR大使

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