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舞台『G7』出演の白井琴望 女優、そして女子大生としての素顔に迫る!

元SKE48 白井琴望さん出演の舞台『G7』が2022年8月17日(水)~8月21日(日)に三越劇場にて上演される。元々は2022年3月に上演予定だったが、延期となってしまったため、待望の上演となる。世界情勢をシニカルに描き、我々の存在意義を問う社会派ドラマとなっている本作。政治フォーラムを意味する「G7」というタイトルには観た人にだけ分かる別のメッセージが込められているとのこと。

今回のインタビューでは、舞台「G7」に出演する女優・白井琴望としてのみならず、女子大生・白井琴望としてのチャーミングな一面にも注目した。


【INTERVIEW】

-今回の舞台「G7」はどんなストーリーですか?
「G7」っていう世界7か国の首脳会議がテーマになっています。私が演じるソフィア・リチャードの父も大統領として参加している首脳会議中にテロが発生し、子供達はテロに巻きまれてしまいます。そこで、父のいる安全なところを目指してテロから逃げていくというお話なんですけど、その中で笑いあり涙ありのシーンが沢山あり、ソフィアもテロから逃げながらどんどん成長していくストーリーになっています。

-白井さんの演じるソフィアはどんなキャラクターですか? ご自身との共通点や逆に違うところも交えて教えてください。
ソフィアは次女の役で、私も実際に姉がいて次女なのでそこが共通点です。ただ、実際の姉妹の関係性はお姉ちゃん(元SKE48 白井友紀乃さん)の方が天然で私が「お姉ちゃんっぽいね」って言われることが多いんですけど、このソフィアという役は本当に妹気質というか「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」っていう可愛らしい役になっています。

-共演者との写真をTwitterでアップされていましたが、稽古はどんな雰囲気ですか?
私が一番演技の歴が浅いので、本当に学ばせていただくことばかりです。稽古の雰囲気はやるときは本当に皆さん真剣で空気が張り詰めることもあるんですけど、すごく愛があります。休憩中にも「ここのシーンはもっとこうした方がいいんじゃないか」とか教えてくださったりもします。稽古後には、普通の話もしていて結構アットホームな雰囲気で楽しいです。

-今回の舞台や稽古にあたって準備したことや心掛けたことを教えてください。
もともとこの舞台が3月に行われる予定で延期になってしまったので、そこから発声練習と、滑舌がちょっと悪いので早口言葉の練習をしました(笑)。それと自分では全然気づいてなかったんですけど、愛知県出身で名古屋弁の訛りがあることを演技の先生に言われていたので訛りを直すように努力しました。

-話していてあまり訛りを感じませんでした…!
本当ですか? 自分じゃ全然訛っていることに気付けないので、舞台の稽古以外に個別で受けている演技のレッスンの時に先生に直してもらっています。あとは、どの発音が正しいのかが簡単な単語の場合は調べたら出てくるので自分で練習しました。

-ちなみに「それ名古屋弁だよ」って言われて気付いた名古屋弁は何ですか?
「靴」「服」や「勝っている」のイントネーションが違うねって言われました。単語自体というより細かい発音が違うみたいです。

-滑舌を直すために練習していた早口言葉を教えてください。
竹垣に立てかけたのは竹立て…あれ?あのセリフを見ればわかるんですけど。「竹垣」って調べたら出てくると思います(笑)。あとは「赤巻紙~」とか。プリントで演技の先生からいただいたのをずっと練習してました。

-今回の稽古を通じて成長した部分や、お客さんに一番注目してもらいたいポイントを教えてください!
一番見てほしいのは表情で、緊迫感のあるシーンがすごく多いのでそこの表情を見ていただきたいです。最初は台詞というよりも表情がとても難しくて、自分ではやっているつもりでも後から映像を見返すと普通の顔をしていたんですけど…。緊迫感のある映画などを見て研究したので、台詞が無い場所も注目して見ていただけたら嬉しいなって思います。

-表情作りの参考にされた、緊迫感のある映画はどの作品ですか?
『ミッション:インポッシブル』を見ました。結構スリルがあるシーンが多いので、そのシーンを観て研究しました。

-あとはご自身で鏡を見ながら研究されたりも…?
稽古場に鏡が無いので、いつもスタッフさんに撮ってもらっているビデオを見返したり、自宅で鏡を見て研究したりしました。

-ありがとうございます。先日、Twitterで公表されていた大学の成績がとても優秀ですごいなと思いました。学業と芸能活動を両立するコツを教えてください!
私の専攻が「社会心理学」っていう社会学と心理学が混じったものなんですけど、結構自分が興味のある分野なのでレポートがあまり苦じゃないのがコツというか両立しやすい秘訣かなって思います。でも、英語はすごく苦戦してます(笑)。

-苦手な英語はどうやって勉強されていますか?
英語はとにかく地道に頑張って…とにかく聞いて頭に詰め込んでます。

-いま学ばれている分野を今後どう活かしていきたいですか?
アイドル時代のことや芸能活動にあった誹謗中傷をレポートの題材にしたりしているんですけど…。かつての私と同じように「芸能界に入りたい!」と思って目指している子たちがちょっとでも安心して芸能活動ができる社会を作るための研究がしたいと思って大学を選んだのもあるので、その目標に繋げられたらいいなって思います。

-大学生になってから驚いたことはありますか?
なんだろうな…私の周りにはしっかりしている子が多いです、本当に「大人!?」みたいな。私も大人の仲間かもしれないんですけど、気持ちは子どもなので(笑)。周りは本当に社会学や心理学に興味のある子が多くて、一番驚いたのは「そういえば選挙、誰に投票した?」という会話があったことです。私も選挙権があるものの、今まであまり実感していなかったので、「周りの子たちってすごいこんなに考えてるんだ」って驚きました。

-コロナ禍での入学だったと思うのですが、友達作りなど苦労されたことはありますか?
コロナ禍だったんですけど私たちの代は普通に入学式もあったので、お友達作りは意外とすんなりでした。入学式前のガイダンスのときに謎に隣の席の子と仲良くなれちゃって(笑)。私は人見知りだから「絶対友達できない」って思ってたんですけど、その子のコミュ力が高くて話しかけてくれたのでそこで仲良くなって、更にその後ろに座ってた2人とも仲良くなって、出会った初日なんですけどそのまま3人が私のお家に遊びに来たんです。そこですぐ仲良くなって入学式にも4人で一緒に行きました。コロナ禍で友達ができないとかはなかったので安心でした。

-大学の友達とプライベートで遊んだり出かけたりはしますか?
最近楽しかったのは、6月にバーベキューに行ったことです。とても充実した時間でした。

-2021年、グループを卒業し、単独でお仕事するようになってから気持ちの変化はありましたか?
今までは周りに尊敬する先輩たちが沢山いて、先輩をお手本にして頑張っていくって感じだったんですけど、今は人の真似じゃなくて、自分でしっかり色々考えていかないといけないなって思います。

-YouTubeをはじめとして活動の幅を広げられていますが、これからチャレンジしていきたいことはありますか?
今はまだ「白井琴望」という存在があまり知られていないかなって思うので、もっともっと知っていただきたいです。自分の色をもっと見せていけたらいいなっていうのも思ってます。私はファッションがすごく好きなんですけど、今そういうお仕事になかなか辿りつけてないので、もっとファッション系のお仕事をしたいです。あとは、そういうお仕事ができるように自分のYouTubeでもいろいろ発信していきたいです。

-ファッションのお仕事は、モデル活動やアパレル進出など具体的なイメージはありますか?
モデルをやってみたいです。ただ、みんなから私の服装を「ちょっと派手だね」「ちょっと変わってるね」って言われることが多くて、なかなか雑誌とかを読んでいても可愛いなと思う服が少ないので(笑)。いつかは自分でもデザインとかしてみたいです。でもまずはモデルとして、色々雑誌とかに出られたらいいなと思います。

【プロフィール】
白井琴望:SHIRAI KOTONO
2002年12月1日生まれ、愛知県出身。2015年よりSKE48に所属、2021年1月卒業。現在は大学で社会心理学を専攻しながら、ラジオ・舞台・YouTubeなど幅広く活動中。

【公演情報】
舞台『G7』
■会場:三越劇場
■公演日程:2022年8月17日(水)~8月21日(日)
■公式サイト:https://g7-stage.themedia.jp/

(取材・文 伊藤愛花)

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